週刊文春ミステリーベスト10

2008年

フロスト気質(かたぎ)(上)(下)/R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫(2008.7.31発行)

イギリスのデントン警察署犯罪捜査部警部ジャック・フロストを主人公とする警察小説シリーズ第4作 ※なお、デントン市はロンドン郊外の架空の都市です。 ☆2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第1位 ☆2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位 ☆このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第2位 ☆ミステリが読みたい2009年版 ベスト・ミステリ2008...
2009年

川は静かに流れ/ジョン・ハート/ハヤカワ・ミステリ文庫(2009.2.15発行)

2008年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞(エドガー賞とも呼ばれる)最優秀長編賞受賞作品 全米ベストセラーを記録  物語は主人公が5年ぶりに故郷に帰ってきたところから始まります。 どこかで読んだことがあると思ったのは第1作の『キングの死』を読んだからでしょうか。 友情と愛と 故郷への強い思いと 親子の愛情と葛藤と 前作と共通のテーマに真っ向から取組んでいます とても読みやすいし、夢中になって読ん...
2007年

2007年週刊文春ミステリベスト10(海外)

2007年週刊文春ミステリベスト10(海外) 非常に興味深いのは、ここの2007年ベストテンは既に発表された原書房・早川書房・宝島社3社のミステリベストのいずれかに必ずランクされているものであることです 第1位 『ウォッチメイカー』/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋 第2位 『復讐はお好き?』 /カール・ハイアセン/文春文庫 第3位 『石のささやき』/トマス H.クック/文春文庫 第4位 『双生...
2007年

ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー/早川書房(2008.3.10発行)

ミステリが読みたい2008年版 ベスト・ミステリ2007(早川書房)第1位 2007年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 1955年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞受賞作品 主人公は私立探偵フィリップ・マーロウ 主人公がロールズロイロイスの車中で酔いつぶれているテリー・レノックスと出会ったところから物語が始まる。 私立探偵ものが好きな人に送る古典的ハードボイルド(hardboi...
2009国内外ミステリ

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2008.12.15発行)

2006年スカンジナヴィア推理作家協会「ガラスの鍵(Glasnyckeln)」賞※受賞作品 一つ一つの謎を丁寧に誰にも分かりやすく解いて、読む人をどんどんひきつけていく。 これがミステリのベストセラーになる本の共通点だと思います。 物語は、誕生日に40年にわたって必ず届く額入りの押し花が、今年もまた82歳になる老人に届いたところから始まります。 全世界で800万部を突破した『ミレニアム』三部作の第...
2008年

狂犬は眠らない/ジェイムズ・グレイディ/ハヤカワ・ミステリ文庫(2007.12.15発行)

物語は、過酷な任務によって精神に異常をきたしたCIAの腕利きスパイ5人が、CIAの秘密の施設で治療を受けていたところから始まる。 5人の治療にあたった優秀な精神科医が---- デニス・ルへイン、ジョン・グリシャムらが絶賛した痛快なスパイ小説 こいつは本当に面白い!! ☆2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第10位 ☆2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第10位 ☆このミステ...
2008年

20世紀の幽霊たち/ジョー・ヒル/小学館文庫(2008.9.10発行)

読んでいくうちに、どんどんはまっていく不思議な短編集 面白いと思ったものもあったけれど、ミステリベストテンたちの評価ほどの感銘は受けなかった。 自分の感覚とはあわないのかも知れないけれど、全部読んでしまったところがちょっとミステリかな。 ☆闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第2位 ☆2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第4位 ☆このミステリーがすごい!2009年版(2...
2008年

スリーピング・ドール/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2008.10.10発行)

本を途中で閉じて、ゆっくりと本の表紙をながめる。これからいったいどうなるのか。 先が楽しみで、なかなか新たに本を開けることができない。そんなミステリ。 物語は、主人公カルフォルニア州捜査局捜査官「キネシクス」分析の天才キャサリン・ダンスの尋問から始まった。  ※キネシクス ボディーランゲージ分析・人間の所作や表情を読み解いて相手の感情を推し量ること。 一家4人を惨殺した”マンソンの息子”の異名を...
2008年

運命の日(上)(下)/デニス・ルヘイン/早川書房(2008.8.25発行)

物語は1918年ワールドシリーズで移動中のレッドソックスのベーブルースが、列車の事故で空いた時間に野原でやっていた黒人の野球試合に飛び入り参加するところから始まる。 ベーブルースがそこで見たものはとてつもない黒人選手たちの能力だった--- ミステリが読みたい2009年版 ベスト・ミステリ2008(早川書房)第1位 スペイン風邪の大流行・ロシア革命の影響を受けたテロの頻発  そんな時代を背景に激し...
2008年

冬そして夜/S・J・ローザン/創元推理文庫(2008.6.27発行)

私立探偵リディア・チン&ビル・スミスシリーズの第8作 大好きなこのシリーズが2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第6位 このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第7位 ニューヨーク・ミッドタウン署の刑事から、知り合いだと言っている14?15歳くらいの少年を保護しているとの連絡がはいり、スミスは署へ---- 2003年度のMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞...
2008年

ザ・ロード/コーマック・マッカーシー/早川書房(2008.6.25発行)

2007年度ピュリッツァー賞受賞 170万部を超える全米ベストセラー 映画化も決定 ピュリッツァー賞受賞から分かるようにミステリではなく、素晴らしい本格小説で、一気に読み切ってしまいました。 夢のなかにまでこの本が出てきました。是非お読み下さい。 訳者あとがきで 「主流派小説とSF小説のジャンルを横断した作品」 「幼い我が子が生きていく未来の世界を案じ、最悪の事態を想像しつつ希望の種を探して息子に...
2008年

チャイルド44(上)(下)/トム・ロブ スミス/新潮文庫(2008.9.1発行)

物語は1933年スターリン統治下のウクライナの寒村で2人の幼い兄弟が食料として猫を捕まえるために森に入っていくところからはじまる。 このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社 輝く!! 第1位 2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位 2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位 闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第3位 ミス...
2008年

深海のYrr(イール)(上)(中)(下)/フランク・シェッツィング/ハヤカワ文庫(2008.4.25発行)

読み終えてしまうのがもったいなくて、下巻に入ってからは少しずつ大切に読んでいきました。あー、でもついに読み終わってしまいました。 そんなミステリです。是非お読み下さい!!!ドイツ語版ハードカバーでは1000ページ重さ1.1Kにもなった長編ですが、長さは感じません。 取材に4年を費やした本書(2004年発表)はドイツ国内だけで200万部を超すベストセラー ノルウェーの海底で蠢く大量のゴカイ カナダの...
2008年

ウォリス家の殺人/D.M.ディヴァイン/創元推理文庫(2008.8.29発行)

『悪魔はすぐそこに』につづく2冊目のD.M.ディヴァインの作品 2009本格ミステリ・ベスト10海外(原書房)(2008)第1位 2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位 2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第8位 このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第10位 ミステリーとして高水準にあると思われるこの本を、早川書房だけがベストものから...
2007年

終決者たち(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2007.9.14発行)

2007年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位 待ちに待った刑事ハリー・ボッシュ シリーズ第11作 手元にあったのに読むのが待ったいなくてしばらく置いておりました。飾っておりました。 読み終わったときには自然に涙が出てきてしまいました。 ロサンゼルス市警・未解決事件(コールド・ケース)班の刑事に3年ぶりに復帰したボッシュ 相棒はキズミン・ライダー 天敵のアーヴィン・アーヴィングもま...