週刊文春ミステリーベスト10

2005年

2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)

2005年週刊文春ミステリベスト10(海外) ※なお、各書の書評は読んだ順に続きます。 第1位 暗く聖なる夜 /マイクル・コナリー/ 講談社文庫 第2位 クライム・マシン/ ジャック・リッチー/ 晶文社 第3位 輝く断片/シオドア・スタージョン/ 河出書房新社 第4位 サルバドールの復活/ ジェレミ?・ドロンフィ?ルド/ 創元推理文庫 第5位 獣たちの庭園 /ジェフリー...
2005年

ジーヴズの事件簿/P.G.ウッドハウス/文藝春秋(2005.5.30発行)

2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)第8位 思わずほほえんだり、大声でげらげら笑ってしまう面白さ これってでもミステリなのかな 楽しいものを読みたい方にお薦めします。 P.G.ウッドハウス(1881?1975) 全世界で百年以上も読まれ続けるイギリスの巨匠 60年以上にわたってジーヴズ(従僕)とウースター(若主人)を主人公とした作品を書き続けた。 本書はより抜きの12編に加え特別収録作品1...
2007年

TOKYO YEAR ZERO トーキョー・イヤー・ゼロ/デイヴィッド・ピース/文藝春秋(2007.10.10発行)

このミステリーがすごい!2008年版(2007年)ベスト20宝島社第3位 デイヴィッド・ピースは1967年イギリス生まれ 1994年東京に移住 東京三部作の第1作 舞台は敗戦の日から始まりその1年後が中心 とにかく読みにくかったなというのが感想です。そうでなくともわかりにくいのに、こんなに同じ文書の繰り返しでは正直言ってイライラする。 これがなければ面白いのにな。言葉遊びは自分の世界だけにして欲し...
2007年

夜愁(上)(下)/サラ・ウォーターズ/創元推理文庫(2007.5.31発行)

これがあの『荊の城』と『半身』を描いたサラ・ウォーターズとは ミステリファンとしては軽いショックを受けました。ミステリとしては本当に期待はずれの作品 (小説として読めば面白い作品ですが) 4年ぶりの作品 第4作目の長編小説 日本の高村薫と同じようにある特定の作品だけの人だったのだろうか。サラ・ウォーターズはでもすばらしかったのに なのにベストテンものには4つランクイン よく分からない 特にこの作...
2007年

双生児/クリストファー・プリースト/早川書房(2007.4.20発行)

2007年週刊文春ミステリベスト10(海外)第4位 歴史ノンフィクション作家のグラッドは第2次世界大戦中に活躍したある大尉の情報を求めていた。あまりに矛盾する内容があるからだった---- 舞台は第2次世界大戦中のイングランドとドイツ ナチスの副総統ルドルフ・ヘスに関する正確な歴史の知識が必要です。 面白かったのであっという間に読んでしまいましたが、正直なところ作者の意図を正確に理解できたのかよく分...
2007年

ハリウッド警察25時/ジョゼフ・ウォンボー/ハヤカワ・ミステリ(2007.8.15発行)

2007週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 表題の通りハリウッド警察の警察官たちの24時間を追って、語られる警察官たちの物語。 著者のジョゼフ・ウォンボー(1937年ピッツバーク生まれ)は、1974年までロサンゼルス市警の警察官だった 彼の作品が日本で紹介されてからなんと11年ぶりの本書 良い作者のものが見直されているのはミステリファンにとっていいことですね。 警察官たちに対する愛情があふれ...
2007年

大鴉の啼く冬/アン・クリーヴス/創元推理文庫(2007.7.27発行)

2007年原書房・早川書房・宝島社・文藝春秋4社すべての海外ミステリベストにランクインした唯一の作品 イギリス最北の地 シェトランドを舞台に春・夏・秋・冬それぞれの季節に合わせ<シェトランド四重奏>Shetland Island Quartet を奏でる予定の第1作目 (イギリスのベテラン女流推理作家アン・クリーヴスの日本での初紹介) 孤独な老人を訪れた黒髪の少女は、4日後の朝、真っ赤なマフラー...
2007年

石のささやき/トマス H.クック/文春文庫(2007.9.10発行)

2007年週刊文春ミステリベスト10(海外)第3位 前作『緋色の迷宮』に引き続きミステリランキング入り いったいどうなっているのだろうと先を読みたくなる手法はさすがと言うべきか。 ある感想に「この作家の本は基本的に読む前に時間をおいてしまいます。 大抵、内容の重さが胸につまることが多いからで、今回も買ってから読むまでに時間をおきました。」 とありましたが、全く同感です。 この作品は特に、入ってい...
2007年

ウォッチメイカー/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2007.10.30発行)

2007週刊文春ミステリベスト10(海外)輝く第1位 リンカーンライムとアメリア・サックスの最新作 シリーズ第7弾  くー!!また、ジェフリー・ディーヴァーにやられちまった。とにかく面白い!! 読み終わるのがもったいなくなっちゃう。 このミステリーがすごい!2008年版(2007年)ベスト20宝島社<海外>これも輝く第1位!!! こんな仲間に囲まれていたらどんなに幸せだろう。 原題は「THE ...
2006年

2006年週刊文春ミステリベスト10(海外)

この年のこのベストテンには本当にはずれがありません。全てお勧めのミステリです。 第1位 あなたに不利な証拠として/ローリー・リン・ドラモンド/ハヤカワ・ポケット・ミステリ 第2位 風の影/カルロス・ルイス・サフォン/集英社文庫 第3位 数学的にありえない/アダム・ファウアー/文藝春秋 第4位 12番目のカード/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋 第5位 10ドルだって大金だ/ジャック・リッチー/河...
2006年

わたしを離さないで/カズオ・イシグロ/早川書房(2006.4.20発行)

2006年週刊文春海外ミステリーベストテン第9位   このミステリーがすごい!2007年度版(2006年)ベスト20宝島社<海外>第10位 英米で絶賛の嵐を巻き起こした作品 なんといってよいのか分からない不思議で恐ろしいミステリー 作家のカズオ・イシグロは長崎生まれ 5歳の時にイギリスへ 日本とイギリスの二つの文化を背景にして育った。 人間は自分や家族が生き残るために、どこまでできるのかが問われて...
2006年

数学的にありえない〈上〉〈下〉/アダム ファウアー/文藝春秋(2006.8.25発行)

2006年週間文春海外ミステリーベストテン第3位 第1回世界スリラー作家クラブ新人賞受賞作 とにかくおもしろい。下巻まで一気に読んでしまいました。まだ、読み続けていたい気がしています。 あなたもこの不思議な世界にぜひご参加下さい。 いったい何のために、いったい誰が、直感というかなんていうか 『声』 を授けてくれるのでしょうか。 あなたにも身におぼえはありませんか。 『声』 には心を傾けて後悔しない...
2007年

復讐はお好き? /カール・ハイアセン/文春文庫(2007.6.10発行)

2007年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位 アメリカで絶大な人気を誇るベストセラー作家 11作目の長編小説 結婚記念の旅行で、豪華客船から海に突き落とされた妻ジョーイ・ペローネ 本の題名にあるように、いったいどんな復讐が始まるのか。それは読んでからのお楽しみです。 フロリダの乱開発を告発し続ける作家の痛快な作品です。 一気に読んでしまいました。 このミステリーがすごい!2008年版(200...
2006年

12番目のカード/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2006.9.30発行)

2006年週刊文春ミステリー第4位 リンカーンライムとアメリア・サックスのシリーズ第6作 シリーズが出されるたびに必ずミステリーベストテン上位に入り、高い評価を受け続けている作家に敬意を表します。 全く新しい驚きを作品ごとに読者に与えてくれます。是非お読み下さい。 検死官シリーズで高い評価を受けていたパトリシア・コーンウェルが、シリーズの後半には内容が急落し、評価を失ってしまったことを考えると、シ...
2006年

10ドルだって大金だ/ジャック・リッチー /河出書房新社(2006.10.30発行)

2006年週刊文春ミステリベスト10(海外)第5位 表題「10ドルだって大金だ」を含めて14の短編を集めた1983年に61歳で亡くなった短編集の名手ジャック・リッチーの作品集 わが国で独自に編まれた作品集『クライム・マシン』も過去にミステリーベストテン(2005週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位)に入っていました。 このミステリーがすごい!2007年度版(2006年)ベスト20宝島社<海外>...