ランキング・ベスト

2010国内外ミステリ

ファージング Ⅲ バッキンガムの光芒/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.8.31発行)

あまりに面白うミステリに出会うと、先を読みたい気持ちと読まずにいつまでもとっておきたいという気持ちとがせめぎ合ってたいへんです。 そんなことになった久しぶりのミステリ。 3部作を驚異的な短さで翻訳発行された東京創元社さんにも敬意を表します。 必ず第1作からお読みください。 ソ連がドイツの原子爆弾によって敗北し、日本とドイツがソ連を分割統治しているという歴史改変ミステリ。 第1作から約10年後の19...
2010国内外ミステリ

ファージング Ⅱ 暗殺のハムレット/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.7.30発行)

☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位(3部作としての評価) ☆ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)第5位(3部作としての評価) ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第2位(3部作としての評価) 舞台は第1作から数週間後のイングランド 主人公はスコットランドヤードのピーター・カーマイケル警部補 3部作の第2作 歴史改変ミステリだけにどう展開する...
2005年

ファージング I 英雄たちの朝/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.6.11発行)

☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位(3部作としての評価) ☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第10位 ☆ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)第5位(3部作としての評価) ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第2位 これだけの評価を受けたミステリだけ...
2011(2010年)

本格ミステリ・ベスト10海外2011探偵小説研究会(原書房)(2010年)

他のベストテンものとは一線を画すややマニア的なミステリベストテン 2011年版の集計対象は2009年11月から2010年10月まで 第1位 『べヴァリー・クラブ』2010年2月10日 原書房(ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ) より発行 第2位 『陸軍士官学校の死(上)(下)』 2010年7月16日創元推理文庫より発行 第3位 『ストラング先生の謎解き講義』 2010年8月 論創社 論創海外ミステ...
2011(2010年)

フレンチ警部と毒蛇の謎/F・W・クロフツ/創元推理文庫(2010.3.26発行)

☆本格ミステリ・ベスト10海外2011探偵小説研究会(原書房)(2010年) 第10位 1938年に刊行されたクロフツ22作目の長編推理小説 343ページの作品で、主人公のフレンチ警部が登場するのはなんと225ページになってからです。 登場するやいなや事件を解決してしまいました。 昨年創刊50周年を迎えた創元推理文庫が紹介に力を注いだ作家の一人。 この本の翻訳ですべての長編作品がそろいました。 2...
2010国内外ミステリ

ベルファストの12人の亡霊/スチュアート・ネヴィル/武田ランダムハウスジャパン(2010.8.10発行)

☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第10位 ☆闘うベストテン2010(ミステリチャンネル)国内外ミステリ第10位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第15位 ☆2010年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀処女長篇賞(BEST FIRST NOVEL)ノミネート作品 ※ファン、作家、出版業界関係者を集めて毎年秋に開催されるミステリ大会=バ...
2011年版(早川書房)

夜の試写会/S・J・ローザン/創元推理文庫(2010.4.16発行)

☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第17位 私立探偵リディア・チン&ビル・スミスの短編7作を集めたもの 二人が一緒に活躍する作品は2作品しかありませんが、このシリーズのファンにとっては必読の短編集です。 作品の発表順にしなかったのは何か深いわけがあるのでしょうか。 できれば発表順に並べてほしかったと思います。 「夜の試写会」(1994) 「熱き想い」(1992) 「ペテン師ディランシー...
2010年

ノン・ストップ!/サイモン・カーニック/文春文庫(2010.6.10発行)

☆2007年バリー賞(THE BARRY AWARDS)最優秀サスペンス賞(BEST THRILLER)ノミネート作品 IT企業の営業のトム・メロンが土曜日の午後3時に電話の受話器を取ったとき、聞こえたのは4年近くも口をきいていない親友の声だった---- ノン・ストップサスペンスの生みの親サイモン・カーニックの第5作 本当に息をつく暇もありません。 ドラマ『24』を思い出しました。 本書あとがきは...
2010年文庫

五番目の女(上)(下)/ヘニング・マンケル/創元推理文庫(2010.8.31発行)

スウェーデンの港町イースタのクルト・ヴァランダー警部シリーズ第6作  テロリストたちが、4人の女性を殺害する目的で進入した家屋には五番目の女が。 五番目の女も命を奪われ、その事実は闇から闇に葬られた。しかしベテランの捜査員による長い手紙によってその事実が娘に伝わったとき、驚愕の物語はスタートした---- スウェーデンのミステリはすごいとしかいえない。 前作に続いてまた、間違いなくベストテンものにラ...
2011年版(早川書房)

回帰者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2010.8.12発行)

約2年の月日を経てやっと、ボディーガードのアティ カス・コディアックを主人公とするシリーズ第6作(番外編を入れると第7作)がでました。 グルジアの小さな町コブレチでアリーナとひっそりと暮らしていたアティ カスの平和な時間は、愛犬ミアタが何かに反応していると目覚めたときに終わった---- 『逸脱者』の後半部分・『哀国者』本書で3部作が完成 必ず『逸脱者』からお読みください。出来れば第1作『守護者』か...
2010年文庫

陸軍士官学校の死(上)(下)/ルイス・ベイヤード/創元推理文庫(2010.7.16発行)

☆2006年CWA(英国推理作家協会)最優秀歴史ミステリ賞ノミネート作品 ☆2007年MWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞ノミネート作品 舞台は1830年、隠遁生活を送っていた元ニューヨーク市警ガス・ランダーのもとをウエストポイント陸軍士官学校から一人の士官が訪ねてきた--- 解説は「あえて無名時代のエドガー・アラン・ポオにスポットライトを当てるという発想の転換が見事に決まった」と本書を紹...
2010国内外ミステリ

沼地の記憶/トマス・H・クック/文春文庫(2010.4.10発行)

このミステリーがすごい!宝島社ベストテンのランクイン数では、ジェフリー・ディーヴァーに次ぐ史上第2位の作家 作者はインタビューの中で 「スタンダードなミステリを書き続けるうちに物語の途中途中に手がかりを埋め込んでいかなくてはことにフラストレーションを感じはじめた」 「解決に向かって脇目もふらずに進んでいくような小説が好きではない」 また「暗い物語は光を届けるために書かれるのであって、闇をもたらすた...
2010年

音もなく少女は/ボストン・テラン/文春文庫(2010.8.10発行)

主人公はアパートの管理人の暴君の父と小さな工場で働く母クラリッサのもとに1951年に生まれた耳の聴こえない娘イヴ 途中で涙が止まらなくなる場面があります。 ボストン・テランの作品は、気軽に読むミステリではありません. しかし読んだ後に元気が沸いてきます。 自分よりも弱い者・弱い立場にある者に対する暴力や愚行は、社会全体でなんとしてもとめなければなりません。 虐待事件が相次ぐ日本の児童相談所の職員に...
2010(2009年)

検死審問ふたたび/パーシヴァル・ワイルド/創元推理文庫(2009.3.27発行)

☆本格ミステリ・ベスト10 海外 2010探偵小説研究会 (原書房)(2009年)第2位 ☆このミステリーがすごい!2010年版(2009年)ベスト20宝島社第18位 検死審問―インクエストの続編 復刊もの(作家は1953年に亡くなっている) 時代を感じさせないミステリのマニアが喜ぶ作品 現代のミステリに慣れている人には、展開が遅く、少しいらいらして途中でやめてしまう人もいるかもしれません。 最...
2010年文庫

震える山/ C・J・ボックス/講談社文庫(2010.4.15発行)

ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ第5作(邦訳では第4弾) ジョーの尊敬する猟区管理官ウイル・ジェンセンが自ら命を断ったという信じられない情報が保安官からもたらされた。 臨時にウイルの勤務地域の勤務を命じられ、家族から離れて任地に赴く彼を待っていたのは---- 2010年4月15日講談社文庫より発行 ☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第9位 第1作「沈黙の森](...