ランキング・ベスト

2010年文庫

エコー・パーク(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2010.4.15発行)

2年半ぶりのハリー・ボッシュ シリーズ第12作 未解決事件班刑事ハリー・ボッシュの心を離れない一つの事件。 それは、1993年22歳のマリー・ゲストが失踪した事件だった。彼女の車は10日後に発見され、彼女の失踪時に着ていた服が助手席にきちんと畳まれて置かれていた。 13年後、事件は急展開を見せる---- どう展開していくか予想のつかない面白さと刑事ハリー・ボッシュの被害者の家族を想い正義を追い求め...
2010年

ラスト・チャイルド(上)(下)/ジョン・ハート/ハヤカワ文庫(2010.4.15発行)

読み終わった後に、しばらくは他のミステリを読む気にはなれないと思いました。 そう思うほど心に響くミステリ。 今年絶対にお勧めのミステリです!!!! ☆2009年CWA(英国推理作家協会) 最優秀スパイ・冒険・スリラー賞受賞作品 (The CWA Ian Fleming Steel Dagger) ☆2010年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀長篇賞受賞作品 13歳の少年ジョニー・メリモンとクラ...
2009年

2009年週刊文春ミステリベスト10(海外)

週刊文春2009年12月10日号掲載 今まではずれが少なく、個人的には最も信頼しているミステリベストテンもの 今年はどうでしょうか。 2008.11.1?2009.10.31発行の本のなかから選んだミステリベスト10(海外) 第1位 『ミレニアム1?3』早川書房 第2位 『犬の力(上)(下)』2009年8月25日角川文庫より発行 第3位 『ソウル・コレクター』2009年10月29日文藝春秋よ...
2009年

悪霊の島(上)(下)/スティーヴン・キング/文藝春秋(2009.9.12発行)

☆2009年週刊文春ミステリベスト10(海外)第7位 上下巻ともとても厚い本に最初はびっくりしました。 まして前作の『リーシーの物語』では上巻の途中で読書中止にした作家の作品でしたので、週刊文春を信じて読んでみました。 読み始めたら止められずに一気に読みましたが、読後には作者は一体何を伝えたかったのか首をひねるばかりです。 ただホラー小説として楽しめたので、それでよいのでしょうか。 超自然現象とし...
2010年版 (2009年)

このミステリーがすごい!2010年版(2009年)ベスト20宝島社

2009年12月10日宝島社より発行 2008.11.1?2009.10.31発行の本のなかから選んだミステリベスト20(海外) 週刊文春ミステリベストとこのベストものが一番信用でき、そのためかふたつは毎年ほとんど共通することが多い(今年はなんとベストテン中8作品が共通)。 第1位『犬の力(上)(下)』2009年8月25日角川文庫より発行 第2位『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(下)』...
2009国内外ミステリ

闘うベストテン2009(ミステリチャンネル)国内外ミステリ

今回から国内外まとめてのランキングとなり、それぞれのファンから苦情が出ています。 2009年12月27日21:30 AXNミステリチャンネルで放映  第1位『フロム・ヘル(上)(下)』2009年10月10日みすず書房より発行   第2位『バレエ・メカニック』国内 早川書房 第3位『ユダヤ警官同盟(上)(下)』2009年5月1日新潮文庫より発行 第4位『ミレニアム1?3』早川書房 第5位『身の上話...
2009国内外ミステリ

バッド・モンキーズ/マット・ラフ/文藝春秋(2009.10.10発行)

☆このミステリーがすごい!2010年版(2009年)ベスト20宝島社第4位 ☆2009年週刊文春ミステリベスト10(海外)第10位 ☆闘うベストテン2009(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第8位 ☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第16位 逮捕されたとき、ジェイン・シャーロットは刑事に犯罪と闘う秘密組織”バットモンキーズ”の一員だと伝えた---- 一気に読んでしまいました。痛...
2010年版(早川書房)

ミステリが読みたい!2010年版(早川書房)

早川書房より2009年11月25日発行 2008年10月1日?2009年9月30日発行のミステリ 第1位から第20位まで 20位までに自社発行ものが8 相変わらずこの傾向は改善されていません。(昨年は11/20) 第1位 『ミレニアム1?3』早川書房 第2位 『グラーグ57(上)(下)』2009年9月1日新潮文庫より発行 第3位 『ユダヤ警官同盟(上)(下)』2009年5月1日新潮文庫より発行 第...
2010年版 (2009年)

メアリー-ケイト/ドゥエイン・スウィアジンスキー/ハヤカワ・ミステリ文庫(2008.11.15発行)

☆ミステリが読みたい2010年版(早川書房)第9位 ☆このミステリーがすごい!2010年版(2009年)ベスト20宝島社第19位 物語は「あなたのドリンクに毒を盛ったわ。」という衝撃の言葉で始まり、これがただの序曲に過ぎないことが明らかになる。 こいつは絶対に面白いぜ。 落ち込んでいたら是非手に取ってみてください。 痛快なミステリです。 2008年11月15日ハヤカワ・ミステリ文庫より発行 ドゥエ...
2009年

ソウル・コレクター/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2009.10.29発行)

リンカーンライムとアメリア・サックスのシリーズ第8作 知的なゲームの究極 犯人対リンカーンライムチーム 筆者対読者 情報化社会の恐怖 筆者はどうしてこんな犯罪者を考えつくのでしょうか。 ジェフリー・ディーヴァーさん、あなたにはいつも脱帽です!!! 読み終えるのがいやで、なかなか本を閉じることのできないミステリを本当にいつもありがとうございます。 ただ、最後の第5部の部分は初めて読む方のためにも、も...
2010(2009年)

本格ミステリ・ベスト10 海外 2010探偵小説研究会 (原書房)(2009年)

ミステリマニア向けのベストテンもの 2008年11月?2009年10月発行の本が対象 今年は原書房のものが全く入らず、創元推理文庫から6冊が選ばれている。 海外ミステリ第1位から第10位までの本を紹介 2009年12月10日原書房より発行 第1位 『災厄の紳士』2009年9月30日創元推理文庫より発行 第2位 『検死審問ふたたび』2009年3月20日創元推理文庫より発行 第3位 『虎の首』2009...
2010(2009年)

ミスター・ディアボロ/アントニー・レジューン/扶桑社ミステリー(2009.8.27発行)

密室で殺人が起き、犯人はごく限られた人の中にいるというミステリは、最近あまり面白いとは思わなくなった。 トリックが語りつくされているからか、意外性があってもたかが知れているからかな。 本書は怪奇小説を好む方向きではありません。(タイトル名の「ディアボロ(ギリシャ語で悪魔の意」「悪魔の小道」等は最初から少ししか描かれていません。) 舞台は英米文学政治学会の大会が開催されるイギリス 探偵役は陸軍省所属...
2009年文庫

2009年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)

2009年今年のミステリ・ベストテン[2008年10月1日?2009 年9月30日発行の文庫版の海外翻訳ミステリー(エンターテインメント)]もの最初の発表 文庫本に限定してベストテンを選んでいます。総合ベストテンをのせました。 第9位のパトリシア・コーンウェルの作品以外は特に意見はありません。昔の名前だけで何故か「読者が選んだベストテン」のトップに入っているための入賞です。毎年のことであきれ返って...
2009年

犬の力(上)(下)/ドン・ウィンズロウ/角川文庫(2009.8.25発行)

衝撃のミステリは、メキシコ・バハカルフォルニアで幕を開ける。アート・ケラーは銃弾の雨に倒れた19体の屍を前に十字を切る----- 強烈な内容にあっという間に引き込まれます。 麻薬撲滅がなぜできないのか。中南米がなぜ豊な国になれないのか。 泥沼の戦いに勝者はどこにもいません。 メキシコやコロンビアがいつか本当に意味での独立を果たす日がくることを祈って本書を閉じました。 麻薬カルテルとのエンドレスの戦...
2009年文庫

幽霊の2/3 /ヘレン・マクロイ/創元推理文庫(2009.8・30発行)

アメリカのミステリ作家ヘレン・マクロイ(1904-93)が1956年に発表した作品の再刊 精神科医を職業とする探偵の草分け 限られた登場人物のなかで、ひとつずつ謎を解いていくミステリ 古さを全く感じさせません。 物語は、売れっ子作家のエージョントの妻メグ・ヴィージーが、エレヴェーター内においてあったタブロイド紙を見たとたん、血の気が引いた---というところから始まる。 邦訳の題名は気が利いている。...