ランキング・ベスト

2006年

10ドルだって大金だ/ジャック・リッチー /河出書房新社(2006.10.30発行)

2006年週刊文春ミステリベスト10(海外)第5位 表題「10ドルだって大金だ」を含めて14の短編を集めた1983年に61歳で亡くなった短編集の名手ジャック・リッチーの作品集 わが国で独自に編まれた作品集『クライム・マシン』も過去にミステリーベストテン(2005週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位)に入っていました。 このミステリーがすごい!2007年度版(2006年)ベスト20宝島社<海外>...
2007年版 (2006年)

オックスフォード連続殺人/ギジェルモ・マルティネス/扶桑社ミステリー(2006.1.30発行)

2007年このミステリーがすごい第17位 アルゼンチンの作家によるちょっと不思議なミステリー 本書の評論家(本書あとがき)は解説の表題を『地球の反対側からの挑戦状』とつけています。 数学の論述が長すぎて途中で読むのをやめてしまった人もいるかもしれませんが、数学のところだけ飛ばして読んでも(私もそうしました)話は分かるはずなので、ご安心を。 結末をどう考えるかは人によって違うかもしれませんが、この結...
2007年版 (2006年)

シャルビューク夫人の肖像/ジェフリー・フォード/ランダムハウス講談社(2006.7.19発行)

このミステリーがすごい!2007年版(2006年)ベスト20宝島社第15位 1997年『白い果実』で世界幻想文学大賞を受賞し、アメリカのファンタジイ小説界で不動の地位を持つ作家。 どんな種類のミステリーに分類してよいのかよく分かりませんが、舞台は19世紀末のニューヨーク 画家のピアンボが奇妙な依頼を受けたことから物語は始まる。 謎の依頼にあなたも引き込まれていきます。 2006年7月19日ランダム...
2007年版 (2006年)

間違いの悲劇/エラリー・クイーン/創元推理文庫

2007年このミステリーがすごい 第18位 エラリー・クイーンの最新長編になるはずだった小説の精細なシノプシス※(梗概)と これまで単行本に未収録だった作品を合わせて載せた作品集。 ※書いてある分量でいうと、シノプシス→プロット→シナリオの順で多くなるそうです。 中学時代に推理小説の世界に私を引き込んだ作家の作品にまた触れることができて大変懐かしく思いました。 おもしろさは保証します。 2006年...
2007年版 (2006年)

廃墟ホテル/デイヴィッド・マレル/ランダムハウス講談社

2このミステリーがすごい!2007年版(2006年)ベスト20宝島社第18位 発想の面白さにあっという間に読みきってしまいました。 都市探検者(こんなジャンルがあるとは思わなかった)のたった一夜の恐怖の物語。映画化されたら、どんなに面白いだろうかと思いました。 2005年12月13日ランダムハウス講談社より発行 ...
2007年版 (2006年)

幸運は誰に?〈上〉〈下〉/カール・ハイアセン/扶桑社ミステリー(2005.12.27発行)

このミステリーがすごい!2007年度版(2006年)宝島社<海外>第11位 34億円の宝くじが当たったらあなたはどうしますか。当選者が2人だったらどうしますか。 人間の素晴らしさと悲しさと欲深さをユーモアたっぷりに描き出すベストセラー作家の傑作。 これほど本を開けるのが待ちどうしいと思った作品もありません。あなたも是非お読みください。 お金が全てという考えに対する鋭い批判も作品の底辺を流れています...
2006海外ミステリ

失われた男/ジム・トンプソン/扶桑社ミステリー

このミステリーがすごい!2007年度版(2006年)宝島社 <海外> 第20位  闘うベストテン2006(ミステリチャンネル) 海外ミステリ  第5位 先に何が待っているのか、全く見当のつかないおもしろさ。物語の展開のすばらしさ。この作家の実力はすごいと思います。 この作家独特の世界に、あなたも是非ひたってください。ちょっと時代を感じることもありますが、とても入りやすい世界です。 解説の中で「これ...
2006年

あなたに不利な証拠として/ローリー・リン・ ドラモンド /ハヤカワ書房(2006.2.9発行)

2006年週刊文春ミステリベスト10(海外)第1位に輝く作品 実際に市警の警官だった作家が描く婦人警官達の生き様・心の葛藤が素晴らしい表現力で読む人に伝わってきます。 訳者あとがきがのなかで「エルモア・レナードに『彼女の書くものはこれから全部読む』と言わしめたほど強烈で斬新な、心と五感を容赦なくえぐる作品」と記しています。 ところで、早川書房さん、本書裏表紙の作品紹介は、はっきりと間違っています。...
2006年

緋色の迷宮/トマス・H・クック/文春文庫(2006.9.10発行)

2006年週刊文春ミステリベスト10(海外)第6位 先を知りたくて、事件の結末を早く知りたくて、これほど続けて読みたくなるミステリーはありません。もったいなくて、本を置いて休憩するにも苦労しました。 自分の息子が幼女誘拐犯かもしれない。一旦疑い始めると---- この人の作品にはただただ脱帽です!!! 2006年バリー賞最優秀長篇賞受賞作品 2005年は『蜘蛛の巣のなかへ』で第10位 いつもランクイ...
2006年

奇術師の密室/リチャード・マシスン/扶桑社ミステリー(2006.7.29発行)

2006年週刊文春ミステリベスト10(海外)第7位 往年の名奇術師が植物人間となり、2代目の息子を廻る事件の一部始終を目撃して、それを語る形のミステリー 何しろ奇術師だけに、至る所に仕掛けがあり、何回もだまされてしまう。またまた、やられてしまったかと爽快な気分にさせられるミステリーです。 評価どおりの秀作です。 このミステリーがすごい!2007年版(2006年)ベスト20宝島社でも第7位 闘うベス...
2006年

荒ぶる血/ジェイムズ・カルロス・ブレイク/文春文庫(2006.4.10発行)

このミステリーがすごい!2007年版(2006年)ベスト20宝島社第3位 2006年週刊文春ミステリベスト10(海外)第10位 本書はジェイムズ・カルロス・ブレイクの第7長編 掛け値なしにおもしろい!!! 1913年のメキシコから物語は始まり、1936年が舞台となっている時代物ミステリー。 評価が高いのも頷ける作品です。 2006年4月10日文春文庫より発行 ...
2006年

クリスマス・プレゼント/ジェフリー・ディーヴァー/文春文庫(2005.12発行)

2006年週刊文春ミステリベスト10(海外)第8位 ジェフリー・ディーヴァーのミステリー短編16作品がつまったもの リンカーン・ライムとアメリア・サックスが登場する表題の「クリスマス・プレゼント」もしっかりとプレゼントされています。 短編があまり好きでなかった私も、この作品集には脱帽です。どの短編がもっとも気にいるか。じっくりとジェフリー・ディーヴァーの世界をお楽しみください。 2006年文庫翻訳...
2005年版 (2004年)

このミステリーがすごい!2005年度版(2004年)ベスト20 宝島社<海外>

このミステリーがすごい!〈2005年版〉 宝島社 (2004.12.22出版) 第1位 『荊の城 上・下』/サラ・ウォーターズ/創元推理文庫       第2位 『魔術師(イリュージョニスト)』/ジェフリ・ワイルズ・ディーヴァー/文藝春秋    第3位 『ワイオミングの惨劇』/トレヴェニアン/新潮文庫 第4位 『ダ・ヴィンチ・コード(上)(下)』/ダン・ブラウン/角川書店     第4位 『ファイ...
2006年文庫

天使と罪の街(上)(下)/マイクル コナリー /講談社文庫(2006.8.11発行)

2006年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位 本書はハリー ボッシュのシリーズ第10作 読み終わってしまったのがとても残念です。ずっと読み続けていたかった。 噂通り12作で終わってしまうのでしょうか。マイクル コナリー様それだけはかんべんしてくださいな。 それにしても、このシリーズには捜査の邪魔をする無能な上司がいろいろ登場してイライラさせるのは 何故なのでしょうか。 2006年8...
2006年文庫

ナイトフォール(上)(下) /ネルソン・デミル/講談社文庫(2006.9.15発行)

この作品は本当にネルソン・デミルの作品ですか。いつからこんなに展開が遅くなったのでしょうか。 300ページを過ぎても、思わせぶりな事が書かれているだけで、何も起きない。被害妄想に陥っているかのような主人公の心の葛藤ばかり。それをしつこく描き続ける。この辺で読むのを止める人がいてもおかしくない。 なんと何も起きないまま上巻が終わってしまった。 実際に起こった事件と事件をつないで創作したミステリーは、...