2005年

ファージング I 英雄たちの朝/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.6.11発行)

☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位(3部作としての評価) ☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第10位 ☆ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)第5位(3部作としての評価) ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第2位 これだけの評価を受けたミステリだけ...
男性私立探偵もの

心理探偵フィッツ/ジム・モーティマー/二見文庫(1995.6.25発行)

有能な臨床心理学者だが、私生活ではアル中でギャンブル狂いで妻と娘に出て行かれたフィッツとマンチェスター警察の女性部長刑事ジェーン・ペンハリガンの二人が主人公のミステリ 人間関係をうまく築けない心理学者のフィッツが鋭い人間観察で人の心理を読む  そんな矛盾がなんだかとても面白い!! TVドラマ化され、日本でもNHKBSで放映(2000年)されました。 1995年6月25日二見文庫より発行 原題は「T...
2011(2010年)

本格ミステリ・ベスト10海外2011探偵小説研究会(原書房)(2010年)

他のベストテンものとは一線を画すややマニア的なミステリベストテン 2011年版の集計対象は2009年11月から2010年10月まで 第1位 『べヴァリー・クラブ』2010年2月10日 原書房(ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ) より発行 第2位 『陸軍士官学校の死(上)(下)』 2010年7月16日創元推理文庫より発行 第3位 『ストラング先生の謎解き講義』 2010年8月 論創社 論創海外ミステ...
2011(2010年)

フレンチ警部と毒蛇の謎/F・W・クロフツ/創元推理文庫(2010.3.26発行)

☆本格ミステリ・ベスト10海外2011探偵小説研究会(原書房)(2010年) 第10位 1938年に刊行されたクロフツ22作目の長編推理小説 343ページの作品で、主人公のフレンチ警部が登場するのはなんと225ページになってからです。 登場するやいなや事件を解決してしまいました。 昨年創刊50周年を迎えた創元推理文庫が紹介に力を注いだ作家の一人。 この本の翻訳ですべての長編作品がそろいました。 2...
評価: ☆☆☆☆☆

失踪家族/リンウッド・バークレイ/ヴィレッジブックス(2010.8.20発行)

ある朝目覚めたら、何の書置きもなく家族が一人もいなくなっていたらあなたならどう生きていきますか。 それが14歳のシンシアに25年前に起きたことだった--- 先を読まずにはいられない構成にあっという間に読み切ってしまいました。 ☆2008年バリー賞最優秀サスペンス賞(BEST THRILLER)ノミネート作品 ※バリー賞 アメリカのミステリ賞  ミステリの専門季刊誌デッドリー・プレジャ...
女性刑事(捜査官)もの

道化の館(上)(下)/タナ・フレンチ/集英社文庫(2010.12.20発行)

主人公のキャッシー・マドックスは潜入捜査課から殺人課を経て現在はDV対策課に所属しているアイルランド警察の女性刑事 キャッシー・マドックスのシリーズ第2作 ボーイフレンドの殺人課刑事サムから呼び出しを受けて殺人事件の現場に。そこにいたのは、潜入捜査課のときの上司だった---- こんなに作中の人物に自分が入り込んでしまった作品は初めてです。 すばらしい作品です。 Amazon USの2008 年ベス...
男性刑事(捜査官)もの

いとけなく愛らしき者たちよ/ジリアン・ホフマン/ヴィレッジブックス(2010.11.20発行)

10代と10代未満の二人の娘を持つ元検察官が、インターネットの恐るべき危険に書かなければという動機に基づいて書かれた本書 主人公は児童被害犯罪班で働く主任特別捜査官のボビー・ディーズ 読み終わったときに涙が自然にこぼれました。 作者の用意したミステリのトリックテクニックは見破れたけれど、アメリカで行方不明になったとの届け出がある未成年者たちが年間80万人にもなる現実の厳しさ。 日本ではこんな問題は...
女性私立探偵もの

パイは小さな秘密を運ぶ/アラン・ブラッドリー/創元推理文庫(2009.11.27発行)

☆2007年CWA(英国推理作家協会)THE DEBUT DAGGER※受賞作品  ※デビュー・ダガーはミステリ作家志望者のためのコンテスト    未発表の作品の冒頭三千語程度にあらすじを添えて応募するもの。 ☆2010年バリー賞(THE BARRY AWARDS)最優秀処女長篇賞ノミネート作品 ☆2010年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀処女長篇賞ノミネート作品 こまっしゃ...
2010国内外ミステリ

ベルファストの12人の亡霊/スチュアート・ネヴィル/武田ランダムハウスジャパン(2010.8.10発行)

☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第10位 ☆闘うベストテン2010(ミステリチャンネル)国内外ミステリ第10位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第15位 ☆2010年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀処女長篇賞(BEST FIRST NOVEL)ノミネート作品 ※ファン、作家、出版業界関係者を集めて毎年秋に開催されるミステリ大会=バ...
評価: ☆☆☆☆

ヴェロシティ(上)(下)/ディーン・クーンツ/講談社文庫(2010.10.15発行)

もしあなたの車のワイパーにこんなメモがはさんであったら、あなたならどうするでしょうか。 「このメモを警察に届けないと金髪の美人の学校教師が死ぬ。 届けると慈善活動にいそしんでいるばあさんを殺す。 6時間以内に決断しろ。どちらを選ぶかはお前しだいだ。」 ディーン・クーンツらしいミステリの始まりです。 いったい犯人のねらいは何のなのか、夢にまででてきた恐怖のストリー 読み終わった時には、爽快な気分にな...
男性刑事(捜査官)もの

愛書家の死/ジョン・ダニング/ハヤカワ文庫(2010.8.25発行)

警官から古書店主になったクリフ・ジェーンウェイ シリーズ第5作 ずっと昔に第1作の「死の蔵書」を読んだ記憶があり、久しぶりに大学時代の友人にあったような気がしました。 膨大な初版本コレクションの査定を依頼されたクリフ。その蔵書コレクションは馬主の20年前になくなった妻が収集したものだった---- クリフを囲む周囲の人々の心のさびしさや暖かさにふれるミステリ 犯人探しよりこちらに心惹かれます。 競馬...
ノワールもの

デクスター 幼き者への挽歌/ジェフ・リンジー/ヴィレッジブックス(2007.3.20発行)

☆2005年バリー賞(BARRY AWARDS)最優秀長篇賞(BEST NOVEL)ノミネート作品 ☆2005年マカヴィティ賞(MACAVITY AWARDS) 最優秀長篇賞(BEST NOVEL)ノミネート作品 なんと面白いヒーローの登場でしょうか!!! マイアミ警察の科学捜査研究所に勤務する血痕の専門家デクスター・モーガン 人間の感情を待たず、満月の夜には(?)悪人を狩る闇の仕掛け人 このユニ...
女性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの

心理検死官ジョー・ベケット/メグ・ガーディナー/集英社文庫(2010.11.25発行)

心理検死官ジョー・ベケット シリーズ第1作 心理検死官の仕事をジョーは「死者について調べ、愛する人にほんとうはなにが起きたかを残され人たちが知る手助けをする」と説明しています。 アイルランド系で母方の祖母は日本人であるジョー・ベケットがめちゃくちゃに活躍する・どちらかというとアクション系のミステリ 映像化されたらおもしろいと思いました。 検死官の細かな科学的分析を好まれる方向きではありません。 す...
ダンカン・キンケイド警視とジュマ・ジェイムズ警部補 シリーズ

警視の覚悟/デボラ・クロンビー/講談社文庫(2010.10.15発行)

ダンカン・キンケイド警視とジュマ・ジェイムズ警部補のシリーズ第11作 クリスマス・イブ ロンドンを出発してダンカンの実家に到着した4人を待ち受けていたのは、ダンカンの妹からの電話だった---- 事件のなぞを解くところに重点があるのではなく、家族の愛と憎しみに重きを置いたミステリ ダンカンとジェマの二人が互いに相手に気持ちを慮っていろいろと遠慮するのは相変わらずですが、4人の家族の絆は強まっていきま...
評価: ☆☆☆☆

殺意の試写状/サンドラ・ブラウン/集英社文庫(2010.11.25)

ホテルのエレベーターの中で強盗事件が起き、一人の男が殺害されたところから物語は始まる。 その男は地元アトランタの王といってよい会社のオーナーだった---- サンドラ・ブラウンを久しぶりに読みました。 サスペンスとラブロマンスを両方とも楽しみたい方・水戸黄門のようにいつものパターンがあると安心する方是非お読みください。 次作の作品の主人公は、今回調査員として活躍したドッジ・ハンフリー 「同じ人物で面...