イギリス・ヨークシャーの主席警部アラン・バンクス シリ-ズ

エミリーの不在(上)(下)/ピーター・ロビンスン/講談社文庫(2006.6.15発行)

アラン・バンクス警部を主人公とするシリーズ11作目 この本を読んでエントリーしたはずなのに検索しても本サイトから出てこなかったため、もう一度読んだ作品 読んでよかった!! 娘とのパリ週末旅行を控えたバンクスを待っていたのは、天敵ともいえる警察本部長ジミー・リドルからの「頼みがある」という電話だった---- 彼を信頼する警視からバンクスに諭す場面から 「きみが規則どおりにやるわけないよ。ーーー規則ど...
ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの

匿名投稿/ デブラ・ギンズバーグ/扶桑社ミステリー(2009.5.28発行)

店長を勤めていた書店ブルームーン・ブックスが店を閉めることになり、恋人マルコムの提案で飛ぶ鳥を落とす勢いの出版エージェント※に就職した、読書が何より好きなエンジェル・ロビンソンを待ち受けていたものは----- ※出版エージェント=新人作家を発掘し原稿の修正から売り込みまでを仕切る仕事 日本ではほとんど存在しないそうです 出版界で奮闘する女性を描いたミステリ 2009年5月28日扶桑社ミステリーより...
女性刑事(捜査官)もの

天使は同じ夢を見る/エリカ・スピンドラー/ハーレ・クイン MIRA文庫(2007.8.15発行)

主人公はロックフォード警察署女性刑事のキット・ラングラン 5年前の2001年10歳の少女が子供部屋のベットの中で殺されるという連続殺人事件が起こった。眠れる天使殺人犯と呼ばれた事件は迷宮入りをした。 そして5年後--- 娘を病気でなくし、離婚し、アルコール依存症の治療中という主人公 あたらに女性刑事メアリー・キャサリン・リッジュと組んで事件の解決にあたります。 2007年8月15日MIRA文庫より...
2010年版 (2009年)

死神を葬れ/ジョシュ・バゼル/新潮文庫(2009.8.1発行)

あのマイクル・コナリーも「この作品で私を吹き飛ばした」と絶賛したそうな。 物語は研修医のピーター・ブラウンが出勤途中にうなじに銃を押し付けられ、「騒ぐなよ、先生」と強盗に遭うところから始まる。 後はノンストップのノワールもの。 アメリカで医療にかかるのがとても怖くなります。何しろ現役の研修医さんが書いているのですから。 アメリカの書評には本書を「ベント・ノワ?ル」という分類にしているものもあるそう...
評価: ☆☆☆

野望への階段/リチャード・ノース・パタースン/PHP研究所(2009.1.9発行)

物語は「コーリー・グレイス大尉は自らの不注意な行動の代償に、友の命を失った。」という書き出しで始まる。 アメリカ大統領を目指す共和党内の選挙の攻防を描いた物語。 大統領になるためには、失うものが多すぎるのではと危惧してしまいます。 ミステリよりずっと怖いのが現実なのかも。 なお、最初の一文の訳「不注意な」は内容と合いません。とても大事な一文なので、翻訳者様ご検討ください。 また、物語は「何のために...
女性弁護士もの

黒い氷/オーサ・ラーソン/ハヤカワミステリ文庫(2009.5.15発行)

女性弁護士レベッカ・マイティソンのシリーズ第3作 アンナ=マリア・メラ警部と同僚のスヴェン=エリック・ストールナッケは、凍結した湖で女性の死体が発見された事件の担当になる--- レベッカは、長い闘病生活の後、精神隔離クリニックを退院して故郷のキールナに戻る。地元の特別検事の職に6ヶ月の仮契約で雇われることになり、事件にかかわっていく。 登場人物たちがそれぞれ非常に個性的でユニークで本当に面白い。 ...
イギリス・ヨークシャーの主席警部アラン・バンクス シリ-ズ

余波(上)(下)/ピーター・ロビンスン/講談社文庫(2009.7.15発行)

アラン・バンクス警部を主人公とするシリーズ12作目  スポーツマンで足がきれいな美少女が5人相次いで失踪した---- 英国では既にシリーズ18作目の長編が2008年に刊行されています。 凄惨な事件を扱う刑事たちの心理を深く描いた作品 救いがどこにもない結末は雨が降りしきる暗い街角を一人どこまでも歩いているようです。 イギリスとアメリカの心理分析官の立場の違い・警察官が犯罪者に立ち向かったときの扱い...
女性弁護士もの

オーロラの向こう側/オーサ・ラーソン/ハヤカワミステリ文庫(2008.8.25発行)

2003年スウェーデン推理小説アカデミー新人賞受賞作品 2007年英国推理作家協会(Crime Writers' Association = CWA)最優秀翻訳長篇賞ノミネート作品 税法が専門で資格を取ったばかりの女性弁護士レベッカ・マイティソンのシリーズ第1作 「ヴィクトール・ストランドゴードが死ぬのは実は初めではない」という書き出しで物語は始まる。 ストックホルムの法律事務所で働いていた彼女は...
ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの

ビューティ・キラー2 犠牲/チェルシー・ケイン/ヴィレッジブックス(2009.6.20発行)

ビューティ・キラー シリーズ第2作 夏のフォレスト・パークで野生動物たちが顔を食い荒らした女性の遺体が発見された。この捜査に取り組むポートランド市警刑事のアーチー・シェリダンだったが------ あの衝撃の書き出しで始まる第1作から1年  新たな物語もビューティ・キラー(連続殺人犯)のグレッチェン・ローウェルなしには始まりません。 人の心の不思議さを問うミステリ 必ず第1作からお読み下さい。 20...
2009年文庫

静かなる天使の叫び(上)(下)/R・J・エロリー/集英社文庫(2009.6.30発行)

フランスの新しいミステリ賞ヌーヴェル・オプス=ビブリオプス・ロマン・ノワール賞受賞作品 2008年バリー賞(THE BARRY AWARDS)最優秀英国ミステリ賞(BEST BRITISH CRIME NOVEL)ノミネート作品 解説では「イギリスの作家が、アメリカを舞台に書いた小説で、フランスの文学賞を受賞」と作品を紹介しています。 物語の舞台は第二次世界大戦前のアメリカ南部。11歳の少女が惨殺...
2009国内外ミステリ

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2009.7.15発行)

読み終わってしまったのが本当に残念で、また本の最初の1ページを開こうとしてしまうミステリ まさに驚愕のミステリ 全世界で800万部を突破した『ミレニアム』三部作の第3作 このシリーズの面白さを読んでいない人にどう伝えたらよいのでしょうか。 ずっとはらはらし通しだった!!! 早く早く気づいて!危険が迫っている!! 食事を摂るのも忘れて一気に読んだ人がいる。 先の展開が全く読めない!! 全く何というミ...
ラブストーリー

凍てついた墓碑銘/ナンシー・ピカード/ハヤカワ・ミステリ文庫(2009.6.25発行)

2007年マカヴィティ賞(MACAVITY AWARDS)最優秀長篇賞(BEST NOVEL)受賞作品 2007年アガサ賞(AGATHA AWARDS)最優秀長篇賞(BEST NOVEL) 2007年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞(エドガー賞とも呼ばれる)最優秀長篇賞ノミネート作品 うーん、こんなに面白い作家のものを何故今まで読んだことがなかったのだろうか。 物語はアビーがトラックを運転中に、...
女性弁護士もの

赤い夏の日/オーサ・ラーソン/ハヤカワミステリ文庫(2008.10.25発行)

犯人を捜すよりも登場人物一人一人がどうなるのか気になってしまう不思議なミステリ 女性弁護士レベッカ・マイティソンのシリーズ第2作 既に日本で第3作まで出版されています。 登場人物の生き方を応援したくなって夢中になるミステリ  2004年スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長篇賞受賞作品 あのスティーグ・ラーソンの「ミレニアム2 火と戯れる女」が2006年の同賞受賞作品です 1995年にはヘニング・...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

最終弁護/スコット・プラット/ハヤカワ・ミステリ文庫(2009.3.15発行)

2件続けて刑事弁護士もの 前件のマイクル・コナリーのリンカーン弁護士(上)(下)と読み比べると面白いかも。 本件の弁護士は一人ぐらい無実の依頼人にあいたいと思っている、レンジャー部隊あがりのジョー・ディラード 家族を守るためにはどんなこともいとわない。 何件もの刑事事件を嫌われている判事に押し付けられ、警官・刑事・検察官からも嫌われているなか、家族の愛情・ささえを受けて一人奮闘していきます。 法廷...
2009年

リンカーン弁護士(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2009.6.12発行)

2006年国際ミステリー愛好家クラブ(Mystery Readers International)マカヴィティ賞最優秀長編賞(BEST NOVEL)受賞作品 2006年アメリカ私立探偵作家クラブ(The Private Eye Writers of America = PWA)シェイマス賞最優秀長編賞(BEST NOVEL)受賞作品 2006年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)最優秀長篇賞(BEST...