FBI捜査官もの

切り刻まれた暗闇(上)(下)/アリスン・ブレナン/ゴマ文庫(2009.5.15発行)

全米100万部元FBIアカデミーの女性3人をヒロインにした3部作「ザ・プレイ」「ザ・ハント」「ザ・キル」のアリスン・ブレナン(戦慄のサスペンスとラブロマンスの名手)の最新3部作プリズンブレイク・シリーズ第1弾 物語は被告人席に座り、自らを弁護する企業の法廷弁護士セオドア・グレンが陪審員たちを見つめているところから始まる。 究極のストーカーにねらわれとき、あなたならどうしますか。 デビュー作の3部作...
ノワールもの

弔いの炎/デレク・ニキータス/ハヤカワ文庫(2009.4.15発行)

2008年アメリカ探偵作家クラブ(The Mystery Writers of America =MWA)最優秀処女長篇賞ノミネート作品 主人公は16歳の誕生日が間近の女子高校生ルシア・モーバークと女刑事のグレダ・ハード(帯にはもう一人入れていたけど) 舞台はニューヨーク州郊外の町ロチェスター 訳者は「文学の香り高いサスペンス」と、出版社は「心理サスペンスの傑作」と紹介 やたらに体調の悪い人がです...
2009国内外ミステリ

ユダヤ警官同盟(上)(下)/マイケル・シェイボン/新潮文庫(2009.5.1発行)

2008年アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA AWARDS)最優秀長編賞ノミネート作品 2008年ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞のSFの主要3賞を受賞 “トリプル・クラウン”を制した作品 仮の世界での優れた警察官ミステリ 直感に頼って突っ走るシトカ特別区警察殺人課刑事マイヤー・ランツマン 相棒のベルコ・シェメッツ 上司で元妻のビーナ・ゲルプフィッシュ 個性的で忘れがたい脇役が物語を盛り上げます...
ラブ(ロマンス)サスペンス

復讐の輪舞/シルヴィア・デイ/ランダムハウス講談社(2009.4.10発行)

476ページの作品のうち253ページまで読みましたが、事件は全く起らずエロチックな描写ばかりです。 電車の中で読んでいたら隣の人が覗き込んで読んでいました。 訳者あとがきでは、「サスペンスあり、アクションあり、官能シーンありの---ヒストリカル・ロマンス」と紹介しています。 こんな屈折した女性がいるとは思えず、女性が書いた小説とは思われないのですが、エロチックな気分に浸りたい方にお勧めします。 最...
2009年版 (2008年)

このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社

2008年12月5日宝島社より発行 2007.11.1?2008.10.31発行の本のなかから選んだミステリベスト20(海外) 第1位 『チャイルド44(上)(下)』/トム・ロブ スミス/新潮文庫 第2位 『フロスト気質(上)(下)』/R.D.ウイング・フィールド/創元推理文庫 第3位 『運命の日(上)(下)』/デニス・ルヘイン/ハヤカワ・ノヴェルズ 第4位 『20世紀の幽霊たち』/ジョー・ヒル/...
2009国内外ミステリ

ミレニアム2 火と戯れる女(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2009.4.15発行)

前作から5ヶ月で本書が出ました。早川書房さんそして翻訳者の方、ありがとうございます。第3作もなるべく早く世に出してください(2009.7.10刊行予定 早川書房ホームページより)。 読み終えてしまうのがもったいなくて、なかなか本を開けることができない。そんなミステリのひとつです。 このミステリは本当に丁寧に書かれており、一つ一つの謎をきちんと解き明かしてくれます。是非第1部からお読み下さい。 あま...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

マジシャン殺人事件/ピーター・G・エンゲルマン/扶桑社ミステリー(2009.3.30発行)

舞台はイタリアのフィレンツェ 奇術師のグレイト・サブニーニの最も得意な演目は脱出マジックだった---- ミステリの面で魔術師としての活躍がなく、魔術師ものでは読んだもののなかでいちばんつまらなかった。 文庫本で167ページの作品 物語に意外性もなく、謎解きの説明が不十分で納得がいかない点が多すぎる。最後のエピローグでももっと納得のいく丁寧な説明が欲しかった。 2009年3月30日扶桑社ミステリーよ...
もと軍特別部隊調査官ジャック・リッチャー シリーズ

前夜(上)(下)/リー・チャイルド/講談社文庫(2009.5.15発行)

2005年英国バリー賞(THE BARRY AWARDS)最優秀長編賞受賞作品 ジャック・リッチャー シリーズ第8作 軍を除隊する以前の主人公(軍特別部隊調査官・軍警察現場指揮官・少佐)を知ることができます。 物語は1989年が1900年になったばかりのとき、かかってきた電話から始まった。 その電話は、基地から50K離れたモーテルで兵隊の死体が見つかったことを知らせる民間の警察官からだった。 あっ...
2010年版(早川書房)

ダブリンで死んだ娘/ベンジャミン・ブラック/ランダムハウス講談社(2009.4.10発行)

2008年アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)最優秀長篇賞ノミネート作品 舞台は1950年代のアイルランドのダブリン 主人公は病理科医長・検死官も務めているクワーク 主人公が検死官でも検死官が科学的知識・考察により事件を解決するいわゆる検死官ものとは違います。 真実を正義を求めて、ぶきっちょなまでにまっすぐに突き進む主人公 こういう作品をアメリカ探偵作家クラブは好んでいますね。 「ブッカー賞作家が...
男性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの

法人類学者デイヴィッド・ハンター/サイモン・ベケット/ヴィレッジブックス(2009.2.20発行)

久々に読むのに夢中になり、乗換駅で降りるのを忘れるところでした。 2006年CWA(英国推理作家協会(Crime Writers' Association))賞最優秀長篇賞ノミネート作品 世界20か国で100万部を売るベストセラー 絶対にお勧めのミステリです。 物語は8歳と11歳の兄弟が森の中で蛆の行列と出くわしたところから始まります。 主人公は邦題のとおり法人類学者デイヴィッド・ハンター 今はロ...
ノワールもの

弔いのイコン/ゲイリー・ヴァン・ハース/ランダムハウス講談社(2009.4.10発行)

主人公は元聖職者で画家で画廊の経営者でもあるガース・ハンセン 物語は主人公がフェンシング・サロンで500ドルを賭け、フェンシングの試合をするところから始まる。 ギリシャ・ミコノス島を舞台に繰り広げられる冒険ミステリ ギリシャに行ってみたくなりましたが、ミステリとしては動機も謎解きも不満足です。動機などたった一文で説明しているものさえあります。 あまりに多くの事件を起こし、消化不良を起こしています。...
2010年版(早川書房)

コンラッド・ハーストの正体/ケヴィン・ウィグノール/新潮文庫(2009.2.1発行)

愛する人への手紙「十年前に、こんなふうにきみに手紙を書けばよかった。」という書き出しで始まるプロの殺し屋が主人公のラブストリー 一気に読んでしまいました。愛の深さに読み終わってからも涙が出てきました。 amazonのレビューの方々はこれをスパイ小説ととらえ、殺人を重ねてしまう理由に納得されていませんが、究極のラブストリーなのが作者の意図だと思うのですが。 そう考えてもう一度読み返してみてください。...
ストックホルム市警エーヴェルト・グレーンス警部とスヴェン・スンドクヴィスト警部補 シリーズ

ボックス21/アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム/ランダムハウス講談社(2009.4.10発行)

ストックホルム市警エーヴェルト・グレーンス警部とスヴェン・スンドクヴィスト警部補 シリーズ第2作 スウェーデン推理小説アカデミー最優秀推理小説賞ノミネート作 訳者あとがきには「ジャーナリストと元服役囚という異色の組み合わせで、---社会の闇を鋭く描き出すサスペンス作品」とあります。 旧ソ連・東欧からの女性人身売買と強制売春問題を正面からとらえたミステリ 日本でも、旧ソ連からの若い女性たちが同じよ...
2008年文庫

2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)

2008年今年のミステリ・ベストテン[2007年10月1日?2008 年9月30日発行の文庫版の海外翻訳ミステリー(エンターテインメント)]もの最初の発表 翻訳ミステリの文庫本に限っているところは仕方がありません。 しかし、自社のものが必ず2点ほど入る点(そのうち一つは、ミステリとして非常に評価の低いものがあるなど 最もこれは読者部門の評価が関係しているのだろうけど)は例年通りでした。 また、総合...
コージー・ミステリもの

ホワイトハウスのペット探偵/キャロル・ネルソン・ダグラス/講談社文庫(2009.4.15発行)

ホワイトハウスのペットが活躍するユニークな14作品の競作短編ミステリ集 最初の短編「マーサのオウム」を読んで、読むのを止めました。全く面白くありません。 こんな作品を没頭に持ってくるのでは、続いて他の作品を読み気になれませんでした。 面白い短編作品があるかもしれませんが、あったらどなたかお知らせください。 信頼する講談社の海外ミステリ部門がこんな本を出版するなんて。 最近はやリ始めているペットが活...