2008年版 (2007年)

物しか書けなかった物書き/ロバート・トゥーイ/河出書房新社(2007.2.10発行)

このミステリーがすごい!2008年版(2007年)ベスト20宝島社<海外>第4位 生涯短編一筋を貫いた短篇作家トゥーイの傑作14篇 表題の作品のようなSF的なものから、借金取りや警官を騙して喜ぶ男の馬鹿話や『階段はこわい』のような生涯の内に4度結婚して4度とも妻を事故で亡くした男の話など多種多様の作品が集まっています。 ミステリが読みたい2008年版 ベスト・ミステリ2007(早川書房)でも第14...
ストックホルム市警エーヴェルト・グレーンス警部とスヴェン・スンドクヴィスト警部補 シリーズ

制裁/アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム/ランダムハウス講談社(2007.7.1発行)

2005年グラスニッケル賞(最優秀北欧犯罪小説賞)受賞 スウェーデンのベストセラーリストに14週間連続でランクイン 一気に読んでしまいました。これまたお勧めの一作です。 舞台はスウェーデンのストックホルム近郊のストレングネース 原題「ODJURET」は怪物・野獣という意味 アンデシュ・ルースルンドはジャーナリスト ベリエ・ヘルストレムは自らも犯罪者として刑務所で服役した経験から、犯罪の防止を目指す...
歴史ミステリもの

エンジェル・メイカー/ジェシカ・グレグソン/ランダムハウス講談社(2007.11.1発行)

舞台は1914年ハンガリーの片田舎ファルチカ 「ナジレーヴのエンジェル・メイカー殺人事件」という実話をもとに描かれた歴史サスペンス このような事件が何故起こったかを深く掘り下げた傑作だと思います。 主人公は薬草と看護の知識を持つ、まじない師の娘シャーリ・アラニュ 彼女を応援しながら読まずにはいられない作品です。史実は女性解放の一つの形だったのでしょうか。 歴史サスペンス界の新星女流作家ジェシカ・グ...
2008三つ星レストラン

[番外編] ロオジエ/MICHELIN GUIDE ミシュラン ガイド東京 2008 三つ星レストラン/日本ミシュランタイヤ

『レストラン ロオジオ』場所:銀座 SONYビルから歩いて4分くらい  ドレスコードあり 男性はネクタイとスーツが必要 すごい!!! また、行きたくなるレストランナンバーワンかな。デザートまでフルコース形式になっていました。 余り教えたくありません。 日本語版は入手困難なので、こちらをどうぞ ...
ノワールもの

タルタロスの審問官/フランク・ティリエ/ランダムハウス講談社(2007.9.1発行)

2004年度フランス国鉄推理小説賞の最終候補作 本書はデビュー作 主人公はパリ警視庁のフランク・シャルコ警視 警視に入れ込んでしまうことを止めることは出来ません。また必読の警部シリーズが一つ追加されました。 2008年4月10日に続編の『七匹の蛾が鳴く』が発行されています。 訳者あとがきで「ネット上で一般読者が採点するお薦め度が軒並み5つ星であることからも人気の度合いが知れる」とあります。 何故日...
2007年

終決者たち(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2007.9.14発行)

2007年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位 待ちに待った刑事ハリー・ボッシュ シリーズ第11作 手元にあったのに読むのが待ったいなくてしばらく置いておりました。飾っておりました。 読み終わったときには自然に涙が出てきてしまいました。 ロサンゼルス市警・未解決事件(コールド・ケース)班の刑事に3年ぶりに復帰したボッシュ 相棒はキズミン・ライダー 天敵のアーヴィン・アーヴィングもま...
2007海外ミステリ

闘うベストテン2007(ミステリチャンネル)海外ミステリ

闘うベストテン2007(ミステリチャンネル)海外ミステリ ミステリチャンネルで2007.12.14放映 第1位 『デス・コレクターズ』/ジャック・カーリイ/文春文庫 第2位 『復讐はお好き?』 /カール・ハイアセン/文春文庫 第3位 『悪魔はすぐそこに』/D.M.ディヴァイン/創元推理文庫 第4位 『血と暴力の国』/コーマック・マッカーシー/扶桑社ミステリー 第5位 『ハスラー』/ウォルター・...
猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ

神の獲物/C.J.ボックス/講談社文庫(2008.3.14発行)

ずっと待っていました。やっとでました待望のワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ第4作(邦訳では第3弾) いろいろの書評では余り評価が高くありませんが、家族を何より大事にし、真っ直ぐな心だけを持って事件の解決に突き進むジョー・ピケットをあなたも応援してみませんか。 出来れば第1作からお読みください。第1作「沈黙の森]第3作「凍れる森」 原題は「TROPHY HUNT」 アメリカでは8作...
2007海外ミステリ

血と暴力の国/コーマック・マッカーシー/扶桑社ミステリー(2007.8.30発行)

闘うベストテン2007(ミステリチャンネル)海外ミステリ第4位 舞台は1980年代のアメリカテキサス 麻薬密売人の銃撃戦のあとに残され240万ドを持ち逃げしたベトナム帰還兵のモス 彼を追う殺し屋シュガー・初老の保安官ベル・謎の仕事人ウェルズ 今年のアカデミー賞で、作品賞・監督賞など4部門を受賞した映画『ノーカントリー』の原作 『ノーカントリー』は、ただいま日本でロードショー中です 原題“NO CO...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

子供の眼(上)(下)/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(2004.2.1発行)

2000年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 法廷ミステリの傑作『罪の段階』の続編 「罪の段階」を先に読まないと、とてもわかりにくいと思います。2作で一つの作品と言っていいほどです。 本書については、法廷ミステリの真随意を楽しめるのは下巻に入ってからですが、面白かった!! 主人公は、弁護士クリストファー・バジェットとその部下の女性弁護士テリーザ・ペラルタそして前作のとき裁判官だったキャロラ...
短編集もの

壁に書かれた予言/ヴァル・マクダ?ミド/集英社文庫(2008.2.25発行)

サラ・パラツキーが“はしがき”を書いています「色とりどりの想像力の見本市のような一冊」。 英国推理作家協会ゴールド・ダガー賞受賞(9作目のミステリー小説『殺しの儀式』)作家が初めて編んだ短編傑作19編 ヴァル・マクダ?ミドの今までの作品 最初に主人公にしたのは調査報道記者のリンジー・ゴードン 続いて私立探偵のケイト・ブラナガンを世に送り出した。「殺しの儀式」「殺しの四重奏」「処刑の方程式」「シャド...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

独善(上)(下)/ウィリアム・ラシュナー/講談社文庫(2008.2.15発行)

法廷ミステリファンにこの最新作を絶対の自信を持ってお勧めいたします。 弁護士ヴィクター・カールシリーズ第5作 既に第7作まで発表されています。 人を助けようとする気持ち・人に対する優しさを持っている弁護士ヴィクター・カールを心から応援しながら一気に読んでしまいました。 妻を殺害したとして終身刑の宣告を受けたフランス人シェフのフランソワ・デュベから再審請求の依頼が。この事件は少し調べただけで奇妙な点...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

罪の段階(上)(下)/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(1998.11.1発行)

1995年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 法廷ミステリの傑作 全ての法廷ミステリファンに絶対の自信を持ってお勧めいたします。 解説の中でも「傑作中の傑作である。ミステリーファンの読者は、いや小説好きのすべての読者は、この機会に是非手に取っていただきたい」と絶賛しています。 リチャード・ノース・パタースンの第5作 [ 原題Degree of Guilt (1992) ] 第1作の「ラスコ...
ユーモア・ミステリ

エムズワース卿の受難録/P.G.ウッドハウス/文藝春秋(2005.12.15発行)

P.G.ウッドハウス選集〈2〉 〈1〉は「ジーヴズの事件簿」 ますますミステリから離れた感があるのですが、とにかく愉快!! 田舎暮らしが好きで領地でのんびり暮らしたい「綿菓子のような頭脳」を持つ老伯爵エムズワース卿が主人公のシリーズの全短編集 不肖の息子 鉄血の妹 頑固な庭師 騒動に揺れる伯爵の領地に平和はいつ来るのでしょうか。 収録作品 「南瓜が人質」「伯爵と父親の責務」 「豚、よォほほほほー...
2005年

2005年週刊文春ミステリベスト10(海外)

2005年週刊文春ミステリベスト10(海外) ※なお、各書の書評は読んだ順に続きます。 第1位 暗く聖なる夜 /マイクル・コナリー/ 講談社文庫 第2位 クライム・マシン/ ジャック・リッチー/ 晶文社 第3位 輝く断片/シオドア・スタージョン/ 河出書房新社 第4位 サルバドールの復活/ ジェレミ?・ドロンフィ?ルド/ 創元推理文庫 第5位 獣たちの庭園 /ジェフリー...