ジャンル

ラブ(ロマンス)サスペンス

敵対証人―女弁護士ニナ・ライリー/ペリー・オショーネシー/小学館文庫(2005.3.1発行)

ペリー・オショーネシーは2人のアメリカ人姉妹 1人は実際に弁護士を開業 女弁護士ニナ・ライリー シリーズの第6作 法廷での争いより、事件の真相は何かに重きを置いた法律ミステリーです。 今回ニナ・ライリーは、殺人容疑を受けた息子の親友(?)のために戦います。 邦題は内容と合っていません。本の裏にあるレビューも合っていません。作品にあった内容にすればよいだけなのに、なぜこんなことをするのか私には理解...
臨床心理医など医師もの

航路 (上)(下)/コニー・ウィリス/ ヴィレッジブックス

宮部みゆきさん絶賛!訳者も「心揺さぶるこの感動的名作を、一人でも多く人に読んでほしい」「この小説はだれが読んでも絶対におもしろい」とものすごくほめています。 認知心理学者のジョアンナが主人公。 NDE(臨死体験)の原因と働きを科学的に解明するため、臨死体験者の聞き取り調査に奔走。一方、神経内科医のリチャードは、被験者の脳に臨死体験そっくりの幻覚を誘発する薬物を発見し、擬似NDEを人為的に引き起こし...
歴史ミステリもの

悠久の窓(上) (下) /ロバート・ゴダード/講談社文庫(2005.3.15発行)

ロバート・ゴダードは、1954年英国生まれ。ケンブリッジ大学で歴史を学び、公務員生活を経て、’86年のデビュー作『千尋の闇』(創元推理文庫)が絶賛された。現在と過去の謎を巧みに織りまぜ、心に響く愛と裏切りの物語を次々と世に問うベストセラー作家に 本書の解説者は「やっぱりロバート・ゴダードは面白い。」と一言 老父が1人で暮らしている家を買い取りたい―物語はここから始まります。ゴダードが放つ歴史ミステ...
臨床心理医など医師もの

モンスター 臨床心理医アレックス/ジョナサン・ケラーマン/講談社文庫

主人公は臨床心理医のアレックス・デラウェア 最初はとっつきにくかったのですが、段々引き込まれていきます。 このシリ?ズを初めて読みましたが、以前の作品を読んでいなくても全く違和感はありませんでした。頭の中の想像部分の描写が多すぎて、変わった作品だと思いますが、サイコ・サスペンスとして読んでみる価値のある作品です。 シリーズ第13作(1999年) 3作目までは扶養社ミステリー4作目から11作目までは...
女性私立探偵もの

このペン貸します―ジェイン・オースティンの事件簿/ローラ・レバイン/集英社文庫(2005.2.24発行)

猫のプロザックと暮らす離婚したばかりの36歳のフリーライタ?のジェイン・オースティンが主人公 ラブレターを代筆したことで巻き込まれた殺人事件に、自らかかわっていきます。 ユーモアあふれる内容で、軽快に読んでいけます。「男とは、駐車場みたいなものだと(いい場所は全部ふさがっている)」なんて表現には笑ってしまいます。 アメリカでは続編として2作品が既に発表されており、ジェイン・オースティンは、女性探偵...
リーガル(法律・法廷)サスペンスもの

焦熱の裁き/デイヴィッド・L.ロビンズ/新潮文庫(2005.1.1発行)

主人公は、嫌々ながら公選弁護人にされたの元検事補のナット・ディーズ 登場人物は面白いキャラクターで物語を飾ります。彼の級友でもある酔いどれ牧師のダービー・保安官補の黒人モンロー・インディアンの裁判所判事ザ・ホーク デイヴィッド・L.ロビンズは、事務弁護士の職を経てライターとなり、1998年に、幽霊との三角関係を描いたラヴ・ファンタジーSouls to Keepで小説家としてデビュー。 第二次大戦中...
アティ カス・コディアック シリーズ

暗殺者(キラー)/ グレッグ ルッカ/講談社文庫(2002.2.15発行)

アティカス・コディアックを主人公としたハードボイルドシリーズ第3作 煙草訴訟でメーカーに打撃を与える重要証人を抹殺すべく、”テン”と呼ばれる超一流の暗殺者が雇われた。 ボディーガードのアティカスは証人警護の依頼を受ける。ボディーガードの世界を描いた秀作。しびれました!!! グレッグ・ルッカは、1970年サンフランシスコ生まれ 1996年ボディガードを主人公とした『守護者(キーパー)』でデビュー 2...
男性刑事(捜査官)もの

漂う殺人鬼/ピーター・ラヴゼイ/Hayakawa novels(2005.1.31発行)

シリーズ最新作(第8作?)となる本書『漂う殺人鬼』(原題は "THE HOUSE SITTER")でマカヴィティ賞を受賞 本書はいつものいじめもなく、そのためいらいらさせらず、ダイヤモンド警視シリーズのなかでも群を抜くおもしろさだと思います。捜査官ものが好きな人は、是非とも手にお取りください。 殺人を行うなら浜辺がいちばんいい……。ダイヤモンド警視と異常殺人鬼対決を描いたシリーズ最新作を是非お楽し...
「もしもの世界」でのミステリ(SFミステリ)もの

魔法/クリストファー・プリースト/ハヤカワ文庫 FT(378)(2005.1.31発行)

クリストファー・プリーストは1943年イギリス生まれ  『奇術師』が、一躍日本で脚光を浴びたおかげで文庫化された作品 1995年12月に単行本として 文庫本として2005年1月31日発行  病院の保養所ミドルクームで、爆発テロの巻き添えを食らい体中に怪我を負い、記憶も失っていた報道カメラマンのリチャード・グレイは、リハビリに励んでいた。。そこに訪ねてきた一人の女性。ここから物語が始まる。 後半の展...
2004年

〈プラチナファンタジイ〉 奇術師/クリストファー・プリースト/ハヤカワ文庫(2004.4.30発行)

闘うベストテン2004(ミステリーチャンネル)第1位 世界幻想文学大賞受賞作品 アンドルー・ウェストリーは、超常現象の特集記事を担当する新聞記者。 一卵性双生児の兄弟がどこかにいるのではないかといつも心に感じていた。 20世紀初頭の稀代の2人の奇術師が残した手記がその謎を解明していく物語。 クリストファー・プリーストは、1943年イギリス生まれ 近年はSFと幻想小説との境界線上にある作品を発表 ...
2004年

犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎/コニー・ウィリス/早川書房

2004年週間文春ミステリーベストテン第4位 舞台は西暦2057年 あなたの頭もその時代にタイムトラベル 本書はタイムトラベルで歴史を縦横に駆けめぐる史学生ネッドとヴェリティの活躍をユーモアたっぷりに描くSFミステリー。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。 読後感想に他の人が「決して読みやすい本ではないが」「最初乗り切れるまでに時間がかかったので」と感想を述べているとおり最初は非常に読みにくい本です。...
2004年

赤い霧/ポール アルテ/ハヤカワ・ポケット・ミステリ

2004年週刊文春ミステリベストテン第10位 舞台は19世紀末のイギリスのブラックフィールドという村 新聞記者のシドニー・マイルズを名乗る男が十年ぶりにこの村で10年前に起こった密室殺人事件を調べるために帰ってきた。 密室の謎解きの大好きな人や『ホ・・・』と『ワ・・・』まで登場するので、英国ミステリーのファンには見逃せない物語です。個人的には、密室の謎解きものにはあまり興味がないので、評価が低くな...
2004年

荊[いばら]の城 (上)(下)/サラ・ウォーターズ/創元推理文庫(2004.4.22発行)

このミステリーがすごい!2005年度(宝島社)第1位 ミステリーが好きだったら、一度は読んでみる価値のある作品です。  本作品は英国推理作家協会賞の歴史ミステリ部門にあたるエリス・ピーターズ・ヒストリカル・ダガー賞を受賞 ブッカー賞最終候補作品 舞台は19世紀半ば、ロンドンのラント街。表向きは錠前屋だが、盗品を転売するイッブズ親方・事情がある女から赤ん坊を預かり、引き取り手を見つけるサクスビー夫人...
男性刑事(捜査官)もの

ハバナ・ベイ/マーティン・クルーズ スミス/講談社文庫

本書は『ローズ』に続き、ハメット賞連続受賞に輝く ロシア検察局の捜査官アルカージ・レンコの第4作です。 舞台はキューバ 帰ってきた捜査官アルカージ・レンコの物語をじっくりと楽しめます。 マーティン・クルーズ スミスは、1942年アメリカ・ペンシルヴェニア州生まれ 1981年『ゴーリキー・パーク』で鮮烈なデビュー 英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞 全世界的にヒット 映画化 第2作『ポーラ・ス...
2005海外ミステリ

耽溺者(ジャンキー)/グレッグ・ルッカ/講談社文庫(2005.2.15発行)

本編は、主人公がアティカス・コディアックではなく、彼の恋人の女性私立探偵ブリジット・ローガンなので、番外編とされています。 とにかく面白いです。すばらしい作品だと思います。最後の最後まで息が抜けません。こんな形の友情と愛とがあるんだなと思いました。是非本を手にお取りください。 薬物の怖さがとことんわかります。薬物との戦いは、死ぬまで続く永遠の死闘なのですね。決して手を出してはいけません。 闘うベス...