海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

*

狼の震える夜/ウィリアム・K・クルーガー/講談社文庫(2003.1.15発行)

   

コーク・オコナー元保安官のシリーズ第2作
自然と共生するインディアンの人々の心の美しさがいつまでも心に残ります。
物語の舞台はミネソタ州オーロラの街。
厳しい冬迫るこの小さな町で元保安官で、いまは観光客相手のハンバーガー・ショップを営むコーク・オコナーは、消息を絶った人気女性歌手捜しの手伝いを引き受けた—-
「われわれは死なない。子どもたちに伝えていくものを通して、生きつづける。おまえの中には、お母さんの多くが生きている」という文中のインディアンの言葉を今を生きているみんなに贈ります。
2003年1月15日講談社文庫より発行

 - 元保安官コーク・オコナー シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆, 霊的なものや原住民の知恵を授かるミステリ