カクテル・ウェイトレス/ジェームズ・M・ケイン/新潮文庫(2014.9.1発行)
☆2014年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第13位
ベストセラー『郵便配達は二度ベルを鳴らす』の作者の最後の作品
1975年83歳の時の作品
出版されなかった幻の遺作が9年がかりで発掘・編集されたもの。
主人公は、21歳のジョーン・メドフォード。
学生時代ふとした間違いで、妊娠し結婚。両親は彼女と絶縁する。
飲むと子供にまで暴力をふるう夫が飲酒運転の事故で死亡し、その葬儀のシーンから物語が始まる。
3歳の幼い一人息子を抱えて、電気もガスも止められているという生活に、ジョーンは親切な警官から紹介された歩いて行けるレストランの給仕の仕事に飛びつく—
主人公はどう生きていこうとするのか。
2014年9月1日新潮文庫より発行 原題は「The Cocktail Waitress」
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2014年文庫, 評価: ☆☆☆☆☆