春に葬られた光/ローラ・カジシュキー/ヴィレッジブックス(2009.2.20発行)
映画「ダイアナの選択」原作 2009年3月シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
言葉の洪水に溺れそうになって、作者を見たら詩人の方が書いた小説でした。
翻訳者の方、本当にご苦労されたと思います。読むにつれてだんだん慣れてきて、違和感を感じなくなりました。
物語は二人が女子トイレで、セミオートマチックの銃撃音を聞いたところから始まります。
1999年4月20日にコロラド州のコロンバイン高校で起きた銃乱射事件を下敷きにしたものだそうです。
訳者は「人の心の闇と光を描いた美しいサイコ・ミステリー」と
”パブリッシャーズ・ウィークリー”は「悲痛な十代の体験がみごとに捉えられている。あたかも無惨に打ち砕かれたおとぎ話のようだ」と賛辞を贈っている。
どう理解するかは読む人によって変わってくる作品だと思います。
2009年2月20日ヴィレッジブックスより映画に会わせて再発行
筆者紹介:ミシガン大学で修士号を取得。
詩人として高い評価を得ている。小説家としては本社は第3作目
ボブスト新人賞、プシュカート賞、アメリカ詩人協会のアリス・フェイ・ディカスタニョーラ賞など数多くの賞を受賞
ミシガン州チェルシー在住
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評価: ☆☆☆