海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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断たれた叫び/リンダ・フェアスタイン/早川書房(1999.6.15発行)

   

マンハッタンの性犯罪を扱う辣腕女性検事アレックス・クーパーを主人公とした第2作
ニューヨーク随一の規模を誇る総合病院ミッドーマンハッタン メディカル・センターで脳神経外科の女性教授が全身を刺され殺害された—-
彼女を見守る有能なニューヨーク市警の刑事たちと彼女を支える友人たちとで綴る検察官物語の第2弾
現役の法律家であるため、検察官が置かれている現実に即した色々な仕事の話が多くなってしまい、ミステリとしてのストーリーがぼけてしまっています。
検察官を支える人たちのことにも多くの紙面が割かれています。
実務を知りすぎているための欠陥と言って良いかも知れません。
1999年6月15日早川書房より発行 文庫版は『絶叫』と改題して2002年10月発行

 - マンハッタンの女性検事アレックス・クーパー シリーズ, 女性検事もの, 評価: ☆☆☆