闇の記憶/ウィリアム・K・クルーガー /講談社文庫(2011.6.15発行)
☆2006年アンソニー賞最優秀長篇賞受賞作品(2年連続の受賞です!!)
ネイティブ・アメリカンの血を引くコーク・オコナー保安官のシリーズ第5作
われらのオコナーはハンバーガー屋から請われて保安官に復職
保留地でのいつもの夫婦喧嘩に呼び出されたオコナーと保安官助手を待っていたのは、銃弾だった—-
何より大事な家族を巻き込むことに—–
それにしてもこの終わり方はあんまりです。続くと大きなテロップが画面いっぱいに広がるシーンが自然と目に浮かんでしまいました。
読者への説明は「訳者あとがき」にありましたが。
次作は、本書と上巻と下巻といってよいほどそのまま続きとなっており、出版の遅いことで有名な講談社さんでさえわずか5ヶ月で続篇『希望の記憶』が出版されています。
作品発表から既に5年もたっているのですから、この2冊「闇の記憶」「希望の記憶」は、時間をおかずにほぼ同時に出版すべきだったと思います。
読む人の立場にたつという考え方をどうして出版各社は持ち合わせていないのでしょうか。続けて出版した方が本も売れると思うのですが。
講談社はこの批判にどう答えてくれるのでしょうか。
2011年6月15日講談社文庫より発行 原題は「Mercy Falls」
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元保安官コーク・オコナー シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆