海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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首斬り人の娘/オリヴァー・ペチュ/ハヤカワポケットミステリ(2012.10.10発行)

      2015/12/08


外国の作品を翻訳して出品しようというAmazon Crossingのプロジェクトに取り上げられ30万部を超えるベストセラーに

物語の舞台は1624年、17世紀のドイツ南部の小さな街ショーンガラ

残虐な事件が起きると悪魔と魔女のせいにできた時代の歴史ミステリ
魔女の仕業と思い込む人々は,人を信じるがあまりこうなるのでしょうか。あまりにも愚かで,嫌になります。

また魔女の存在など信じていないのに、街を落ち着かせ救うためには1人の女性を犠牲にしても構わないと考える街の有力者たち。

こんな時代に生きていなくて良かったというのが実感です。

既に完結編である第4作まで発表されています。

2012年10月10日ハヤカワポケットミステリより発行 原題は「DIE HENKERSTOCHTER」
<作家紹介>
作者は処刑吏だった祖父をモデルに本書を執筆
本書がデビュー作品

 - ジャンル, 歴史ミステリもの, 評価: ☆☆☆☆