12番目のカード/ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2006.9.30発行)
2006年週刊文春ミステリー第4位
リンカーンライムとアメリア・サックスのシリーズ第6作
シリーズが出されるたびに必ずミステリーベストテン上位に入り、高い評価を受け続けている作家に敬意を表します。
全く新しい驚きを作品ごとに読者に与えてくれます。是非お読み下さい。
検死官シリーズで高い評価を受けていたパトリシア・コーンウェルが、シリーズの後半には内容が急落し、評価を失ってしまったことを考えると、シリーズものがいかに難しいか実感します。
ジェフリー・ディーヴァーの頭の中には、なんという量のアイデアが詰まっているのでしょうか。
シリーズものは日本では水戸黄門に見られるように同じパターンでも売れることがあり、日本のミステリー作家にも同じような方がいますが、ミステリーファンとしては評価できませんね。
その点、ジェフリー・ディーヴァーには、本当に驚きます。
このミステリーがすごい!2007年度版(2006年)ベスト20宝島社<海外>でも第6位
2006年9月30日文藝春秋より発行
関連
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2006年, 2007年版 (2006年), 女性刑事(捜査官)もの, 男性刑事(捜査官)もの, 科学捜査官リンカーン・ライムと女性捜査官アメリア・サックス シリーズ, 評価: ☆☆☆☆☆