二度死んだ少女/ウィリアム・K・クルーガー/講談社文庫(2009.2.13発行)
☆2005年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS※)最優秀長篇賞(BEST NOVEL)受賞作品
ネイティブ・アメリカンの血を引くアイルランド系のコーク・オコナー元保安官のシリーズ第4作
人間にとって何が一番大切なものか、このシリーズはいつもそれを考えさせてくれます。
物語は、17歳の美少女シャーロット・ケインが、大晦日のパーティからスノーモビルに乗って抜けだし、そのまま行方不明になリ、捜索しているところから始まります—
大好きなこのシリーズの第4作目がやっと翻訳されました。もう少し翻訳のスピードをあげることはできないでしょうか。(既に第8作までアメリカでは刊行済み)
初めての方は是非第1作からお読みください。絶対に夢中になるお勧めの警察官もの(元ですが)のちょっと不思議なミステリです。
2009年2月13日講談社文庫より発行 原題は「BLOOD HOLLOW」”血のくぼ地”
※HOLLOW は、うわべだけの うつろな の意味もある
<元保安官コーク・オコナー シリーズ>
①『凍りつく心臓』
②『狼の震える夜』
③『煉獄の丘』
④『二度死んだ少女』本書
<著者紹介 ウィリアム・K・クルーガー>
スタンフォード大学中退後様々な職業を経て作家に
※アンソニー賞 アメリカのミステリ賞のひとつ 名称は作家・評論家の故アンソニー・バウチャーに由来 バウチャーコン(Bouchercon)参加者の投票で選ばれる賞
※バウチャーコン (ファン、作家、出版業界関係者を集めて毎年秋に開催される世界的ミステリ大会。申し込めばだれでも参加できる。)
関連
-
元保安官コーク・オコナー シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆