海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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フリント船長がまだいい人だったころ/ニック・ダイベック/ハヤカワポケットミステリ(2012.8.10発行)

      2015/12/11


☆闘うベストテン (AXNミステリチャンネル) – 2012国内外ミステリ第1位

物語の語り手は、海辺の町漁業で生きる町ロイヤルティ・アイランドに住む14歳のカル・ボーリングス

町でただひとりの本物の金持ち・全てを持っている三代目の漁船団のオーナージョン・ゴートンが急死し—-

本文から抜粋「幸せな和解や暖かい救済を思い描くなんて、僕はなんて愚かだったんだろう。最初から覚悟しておくべきだったのだ。あらゆるミステリの根っこには、たったひとつの真実しか隠れていないということを。人間は自分以外の人間に対して、ことばでは言い表せないようなひどいことをしているのだ、という真実しか。」

青春の光と影を描き切った鮮烈なデビュー作と紹介されています。

2012年8月10日ハヤカワポケットミステリより発行 原題は「WHEN CAPTAIN FLINT WAS STILL A GOOD MAN」

 - 2012国内外ミステリ(第4回), 評価: ☆☆☆