これ誘拐だよね?/カール・ハイアセン/文春文庫(2014.1.10発行)
☆2014年週刊文春ミステリーベスト10(海外)第20位
☆ミステリが読みたい!2015年版(早川書房)第20位
「世界一のユーモア・ミステリ作家」と紹介されているカール・ハイアセンの15作目の長編
「アイドル歌手チェリーはドラッグ漬け。それをマスコミから隠すためチェリーの影武者になった女優の卵アンが誘拐された。マネジャーは奪回作戦を起ち上げるが。セレブとパパラッチと誘拐犯、片腕に秘密兵器を仕込む悪党と正義の怪老人が入り乱れる大混戦。」
今回の作品は登場人物が多すぎるし、ハチャメチャすぎてあまり楽しめなかった。最後の落ちもあまりパッとしなかった。読んでいて笑える場面も少なかった。
自然破壊に対する鋭い姿勢をこのような作品を通して訴え続ける作者には敬意を表したいが、ミステリとしては週刊文春さんや早川書房さんのランクが妥当かなと思います。
2014年1月10日文春文庫より発行 原題は「STAR ISLAND」(2010)
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2014年, 2015年版(早川書房), ユーモア・ミステリ, 評価: ☆☆☆