海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 女性弁護士もの 」 一覧

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子供の眼(上)(下)/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(2004.2.1発行)

2000年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 法廷ミステリの傑作『罪の段階』の続編 「罪の段階」を先に読まないと、とてもわかりにくいと思います。2作で一つの作品と言っていいほどです。 本書については、法廷ミステリの真随意を楽しめるのは下巻に入ってからですが、面白かった!! 主人公は、弁護士クリストファー・バジェットとその部下の女性弁護士テリーザ・ペラルタそして前作のとき裁判官だったキャロラ…

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罪の段階(上)(下)/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(1998.11.1発行)

1995年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 法廷ミステリの傑作 全ての法廷ミステリファンに絶対の自信を持ってお勧めいたします。 解説の中でも「傑作中の傑作である。ミステリーファンの読者は、いや小説好きのすべての読者は、この機会に是非手に取っていただきたい」と絶賛しています。 リチャード・ノース・パタースンの第5作 [ 原題Degree of Guilt (1992) ] 第1作の「ラスコ…

マイアミ弁護士 ソロモン&ロード

マイアミ弁護士 ソロモン&ロード(上)(下) /ポール・ルバイン/講談社文庫(2006.10.13)

ユーモアたっぷり・人間味あふれる法廷ミステリ こんな愉快な法廷ミステリは初めてです。 スティ?ブ・ソロモンという型破りな弁護士と、ヴィクトリア・ロ?ドという真面目で魅力的な女性検事の2人が出会うのは留置所の中。こんな始まりも珍しい! アメリカでは既にシリーズ第3作までが刊行されており、早く続きが読みたいと切実に思います。 ちょっとふざけすぎだけど、心も温かくなる、マイアミを舞台とした法廷ミステリを…

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敵対証人―女弁護士ニナ・ライリー/ペリー・オショーネシー/小学館文庫(2005.3.1発行)

ペリー・オショーネシーは2人のアメリカ人姉妹 1人は実際に弁護士を開業 女弁護士ニナ・ライリー シリーズの第6作 法廷での争いより、事件の真相は何かに重きを置いた法律ミステリーです。 今回ニナ・ライリーは、殺人容疑を受けた息子の親友(?)のために戦います。 邦題は内容と合っていません。本の裏にあるレビューも合っていません。作品にあった内容にすればよいだけなのに、なぜこんなことをするのか私には理解…

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殺害容疑―女弁護士ニナ・ライリー/ペリー・オショーネシー/小学館文庫(2005.1.1発行)

作家は2人のアメリカ人姉妹 1人は実際に弁護士を開業 女弁護士ニナ・ライリー シリーズの第5作 次作も小学館文庫から発刊予定とのこと シリーズ第5作から入っても充分楽しめました。 このシリーズを始めて読みました。はらはらしながら最後まであっという間に読みきってしまいました。法廷での争いより、事件の真相は何かに重きを置いた法律ミステリーです。 弁護士にとってもっとも気になる命題-自分が弁護する人間…

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代理弁護/ リザ スコットライン/講談社文庫(2004.3.15発行)

ペンシルヴェニア州裁判所の主席裁判官アシスタントを務めた後作家に転身した 女グリシャムの異名を持つ女性のリーガルサスペンス作家 女性ばかりの法律事務所ロザート・アンド・アソシエイツを舞台にしたシリーズ第3作(女性弁護士の活躍をシリーズと見れば、第1作から続いていて、第7作目になります。) 妻殺しの容疑で敏腕弁護士が逮捕され、ボスの留守に弁護を依頼されたアソシエイトのメアリーが今回の主役。リーガル・…

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似た女/リザ スコットライン/講談社文庫(2002.2.15発行)

女性ばかりの法律事務所ロザート・アンド・アソシエイツを舞台にしたシリーズ第2作 リーガル・サスペンスの傑作 警官殺しの容疑者は自分に瓜ふたつだった— 2002年2月15日講談社文庫より発行 …

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逆転弁護/ リザ スコットライン/講談社文庫(2000.11.15発行)

女性ばかりの法律事務所ロザート・アンド・アソシエイツを舞台にしたシリーズ第1作 評決前日、突然証言を翻した依頼人に女性弁護士はどう対処するのでしょうか。 リーガル・サスペンスの傑作です 2000年11月15日講談社文庫より発行 …

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逃げる女/リザ スコットライン/講談社文庫(1998.7.15発行)

女性弁護士ベニーは、付き合って6年の彼と共同で事務所を経営、仕事はうまくいっていたが、別れることに。 ある日突然、彼が新しい彼女と事務所を作るから出て行ってくれといわれ、翌日事務所に行くと、パートナーが殺され、ベニーには殺人容疑がかかる。 逃亡しながら真犯人を追い詰めようとするベニーの前に次々とと事件が 著者のスコットラインはペンシルヴェニア州裁判所の裁判官アシスタント 1998年7月15日講談社…

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売名弁護/リザ スコットライン/講談社文庫(1997.7.15発行)

恋人の父である判事がセクハラで訴えられ、女性弁護士リタ・モローンに弁護が依頼された 判事をセクハラで訴えた女性が殺され、判事が逮捕され、専門外の刑事事件を担当させられことになったリタ・モローンの活躍を描く MWA賞受賞作家のリーガルサスペンス あっという間に読み切ってしまいました。何という面白さ!! 1997年7月15日講談社文庫より発行 …

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最後の訴え/リザ スコットライン/ハヤカワ文庫(1995.8.31発行)

法廷弁護士のグレースは、裁判官のアルメンから愛を告白される。 その翌日、アルメンが自殺したという驚くべき知らせが。最終上訴の控訴審の直前であり、死因に疑いを抱き、独自の調査を行う女性弁護士グレース・ロッシを待っていたものは—— アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞 1995年8月31日ハヤカワ文庫より発行 …

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見られている女/リザ スコットライン/ハヤカワ文庫

弁護士メアリー・ディナンツィオは、交通事故で夫を失って以来,謎の無言電話に悩まされていた。彼女の行動を知り尽くしているかのように,行く先々にかかってくる。やがて無言電話だけでは 原題は『EVERYWHERE THAT MARY WENT』(1994) リザ スコットラインのデビュー作 1996年5月ハヤカワ文庫より発行  …