海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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妄執/リンダ・フェアスタイン/ハヤカワ文庫(2004.8.15発行)

   

マンハッタンの性犯罪を扱うニューヨーク地方検事アレックス・クーパーを主人公としたシリーズ第4作
夫から度重なる家庭内暴力を受けたローラは、警察のおとり捜査に協力し、夫の雇った三人の殺し屋に玄関で五発銃弾を浴びてその場に崩れる場面がテレビで流された。
おとり捜査用の演技だったわけだが、その日の夜ローラは、エレベーター・シャフトの底で死体となって発見された—–
ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュシリーズの後にこのシリーズを読むとほっとします。
事件解決に仲間がチームとなって一体となって取り組むから。事件解決に邁進する警官がひとりではないから。
2004年8月15日ハヤカワ文庫より発行 原題は「The Deadhouse」

第1作 『誤殺』

第2作 『絶叫』

第3作 『冷笑』2003年2月28日早川書房より発行 原題は「Cold Hit」

 - マンハッタンの女性検事アレックス・クーパー シリーズ, 女性検事もの, 評価: ☆☆☆