異人館/レジナルド・ヒル/ハヤカワ・ミステリ(2007.1.10)
このミステリーがすごい!2008年版(2007年)ベスト20宝島社<海外>第17位
過去の歴史を求めて、イングランド北西部の小さな村を訪れた、オーストラリアからやってきた若い赤髪の女性数学者と、スペインからやってきた歴史を研究中の若者とが、導かれるように同じパブ兼旅籠屋(異人館)に宿泊し、自分のルーツに関わる謎をとくミステリ
訳者あとがきのなかで「レジナルド・ヒルの書くミステリは人間が生きていくうちに体験するさまざまな不可思議を扱っていてその意外性にいつも目を見張らされる」と書いています。
また「夢中で読み進み、快い読後感を味わえる物語」と紹介しています。
途中までは訳者の意見に賛成しますが、期待が大きすぎたせいか、後半部分の二人の関わり方や心理描写が中途半端で読んだ後すっきりとしませんでした。
2007年1月10日ハヤカワ・ミステリより発行
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2008年版 (2007年), 評価: ☆☆☆☆