海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー/早川書房(2008.3.10発行)

   

ミステリが読みたい2008年版 ベスト・ミステリ2007(早川書房)第1位
2007年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位
1955年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞受賞作品
主人公は私立探偵フィリップ・マーロウ
主人公がロールズロイロイスの車中で酔いつぶれているテリー・レノックスと出会ったところから物語が始まる。
私立探偵ものが好きな人に送る古典的ハードボイルド(hardboiled)小説
翻訳ものと全く感じさせないところは当然といえば当然ですが、さすがですね。
「大都会の孤独と死、愛と友情を謳いあげた永遠の名作が、村上春樹の翻訳により鮮やかに甦る」と紹介されています。
2008年3月10日早川書房より発行

軽装版が2009年3月6日出ました。かっこよい表紙です。

マーロウを主人公とする作品は何度もハリウッド映画化された。
<私立探偵フィリップ・マーロウ シリーズ> 
①「大いなる眠り」(The Big Sleep, 1939年)創元推理文庫
②「さらば愛しき女よ」(Farewell, My Lovely, 1940年)ハヤカワ・ミステリ文庫
③「高い窓」(The High Window, 1942年)ハヤカワ・ミステリ文庫
④「湖中の女」(The Lady In The Lake, 1943年)ハヤカワ・ミステリ文庫
⑤「かわいい女」(The Lttle Sister, 1949年)創元推理文庫
⑥「長いお別れ」(The Long Goodbye, 1953年)ハヤカワ・ミステリ文庫
  本書『ロング・グッドバイ』村上春樹訳 早川書房
⑦「プレイバック」(Playback, 1958年)

 - 2007年, 2008年版(早川書房), 男性私立探偵もの, 評価: ☆☆☆☆