ノーベルの遺志(上)(下)/リザ・マークルンド/創元推理文庫(2014.6.27発行)
☆2013年新設されたペトロナ賞年間ベスト北欧ミステリ賞受賞作品
スウェーデン・ミステリの女王の代表作
タブロイド紙の女性記者アニカ・ベングツソンのシリーズ第6作
ストックホルムの市庁舎で開かれていたノーベル賞授賞晩餐会。新聞記者として取材にきていたアニカは、ダンスを踊っている最中に脇腹に女性の肘が当たりつんのめり、足を踏まれる。
その女が発砲し、受賞者は重傷、一緒に踊っていた選考委員会の事務局長は2発の銃弾を受け即死だった。狙撃のときもっとも近いところにいたのはアニカだった—
第1作『爆殺魔 ザ・ボンバー』(2002年講談社文庫)以来の飛ばしての翻訳
スウェーデンではすでに第10作まで発表されています。
アニカ・ベングツソンがこれからどうなるのか、夫との関係はどうなるのか、子供たちはどう成長していくのか、親友との関係は?お隣との関係は?焼けてしまった家はどうなるのか、興味は尽きません。
仕事に育児にすべてに頑張るアニカを応援しながら一気に読んでしまいました。
続編は果たして翻訳されるのでしょうか。是非是非翻訳してくださいませ!!!
『Livstid』(2007年、生涯) 『ノーベルの遺志』の続編
『En plats i solen』(2008年、陽の当たる場所) 『Livstid』(生涯)の続編
最後の3作品はシリーズの中で3部作を構成しているそうです。
2013年11月29日創元推理文庫より発行 原題は「NOBELS TESTAMENTE」(2006)
本作は2012年映画化され、スウェーデンで劇場公開されています。
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ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの, 殺し屋(殺しのライセンスを持つ者)・スパイもの, 評価: ☆☆☆☆☆