海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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1/2の埋葬(上)(下)/ピーター・ジェイムズ/ランダムハウス講談社(2008.1.7発行)

   

ロン・グレイス警視を主人公とするシリーズ第1作 本国では第3巻まで発表されています。
イギリスで発表されるや2ヶ月間もベストセラーリスト入り
フランスでは二つの賞(Prix Coeur Noir)(Le Prix Polar International)を受賞
<警視グレイス>シリーズは世界26ヶ国語に翻訳、計200万部のベストセラーになっているそうです。
9年前に妻が失踪 霊媒や超能力者のちからを信じる異色の警視ロン・グレイス
愛する者の生死すら分からないつらい状況を抱えて捜査にのめり込む警視ロン・グレイス 応援しないではいられません。
物語は、スタグ・ナイト(独身最後のどんちゃん騒ぎのこと かなり過激)に棺桶の中に入れられ生き埋めにされたマイケル・ハリソン その友人たちが交通事故にあって—-
霊媒や超能力者をつかうとなると警視が犯人を追い詰める推理との関係がとてもむずかしい。
終盤に息切れした感があるので、第2作以降に期待したい。
2008年1月7日ランダムハウス講談社より発行

 - 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆, 警視ロン・グレイス シリーズ, 霊的なものや原住民の知恵を授かるミステリ