海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。 レビュー数 1,173件

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逃げる女/リザ スコットライン/講談社文庫(1998.7.15発行)

女性弁護士ベニーは、付き合って6年の彼と共同で事務所を経営、仕事はうまくいっていたが、別れることに。 ある日突然、彼が新しい彼女と事務所を作るから出て行ってくれといわれ、翌日事務所に行くと、パートナーが殺され、ベニーには殺人容疑がかかる。 逃亡しながら真犯人を追い詰めようとするベニーの前に次々とと事件が 著者のスコットラインはペンシルヴェニア州裁判所の裁判官アシスタント 1998年7月15日講談社…

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売名弁護/リザ スコットライン/講談社文庫(1997.7.15発行)

恋人の父である判事がセクハラで訴えられ、女性弁護士リタ・モローンに弁護が依頼された 判事をセクハラで訴えた女性が殺され、判事が逮捕され、専門外の刑事事件を担当させられことになったリタ・モローンの活躍を描く MWA賞受賞作家のリーガルサスペンス あっという間に読み切ってしまいました。何という面白さ!! 1997年7月15日講談社文庫より発行 …

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最後の訴え/リザ スコットライン/ハヤカワ文庫(1995.8.31発行)

法廷弁護士のグレースは、裁判官のアルメンから愛を告白される。 その翌日、アルメンが自殺したという驚くべき知らせが。最終上訴の控訴審の直前であり、死因に疑いを抱き、独自の調査を行う女性弁護士グレース・ロッシを待っていたものは—— アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀ペイパーバック賞受賞 1995年8月31日ハヤカワ文庫より発行 …

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見られている女/リザ スコットライン/ハヤカワ文庫

弁護士メアリー・ディナンツィオは、交通事故で夫を失って以来,謎の無言電話に悩まされていた。彼女の行動を知り尽くしているかのように,行く先々にかかってくる。やがて無言電話だけでは 原題は『EVERYWHERE THAT MARY WENT』(1994) リザ スコットラインのデビュー作 1996年5月ハヤカワ文庫より発行  …

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殺戮/ポール リンゼイ/講談社文庫

やっと出た第3作(出版された当時の感想です) 待たせ過ぎです講談社さん 前作からはや5年がたっています。 FBI捜査官ものを読むなら絶対お薦めのシリーズ 出世を望まず、自己の信念を貫き通すFBI特別捜査官マイク・デヴリンが次々と大量殺戮を仕掛けるテロリストに敢然と挑むシリーズ第3作 2000年3月講談社文庫より発行 …

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宿敵/ポール リンゼイ/ 講談社文庫

FBI捜査官ものを読むなら絶対お薦めのシリーズ 出世を望まず、自己の信念を貫き通すFBI特別捜査官マイク・デヴリンが今回も単独行動で大活躍する シリーズ第2作 顔を至近距離から二発、FBI捜査官が殺された。そして同じ手口で第二の殺人が起きる。 1995年10月講談社文庫より発行 …

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目撃/ポール リンゼイ/講談社文庫

1993年週刊文春ミステリベスト10(海外)次点第11位 出世を望まず、自己の信念を貫き通すFBI特別捜査官マイク・デブリン シリーズ第1作 現職のFBI捜査官が書き上げたミステリです 本格的なFBI捜査官のものを読みたい方には絶対にお薦めの作品です。 1993年8月講談社文庫より発行 …

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狼の震える夜/ウィリアム・K・クルーガー/講談社文庫(2003.1.15発行)

コーク・オコナー元保安官のシリーズ第2作 自然と共生するインディアンの人々の心の美しさがいつまでも心に残ります。 物語の舞台はミネソタ州オーロラの街。 厳しい冬迫るこの小さな町で元保安官で、いまは観光客相手のハンバーガー・ショップを営むコーク・オコナーは、消息を絶った人気女性歌手捜しの手伝いを引き受けた—- 「われわれは死なない。子どもたちに伝えていくものを通して、生きつづける。おまえの中には…

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凍りつく心臓/ウィリアム・K・クルーガー/講談社文庫(2001.9.15発行)

1999年アンソニー賞・バリー賞ダブル受賞作品 ネイティブ・アメリカンの血を引くアイルランド系の元保安官コーク・オコナーのシリーズ第1作 カナダに近いミネソタの北部美しいアイアン湖畔の町オーロラ―での物語。吹雪の中、行方不明になった新聞配達の少年を探しに行った先で、老判事の死体が発見された—- ネイティブ・アメリカンの一族に伝わる伝説がいろいろなと教訓を与えています。 ☆アンソニー賞(Ant…

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神の狩人(上)(下)/グレッグ アイルズ/講談社文庫(1998.8.15発行)

  2004/09/15    評価: ☆☆☆☆☆

セックス絡みのチャットやBBSを提供しているオンライン・サービスの「EROS(エロス)」の会員が次々と殺される。 システム・オペレーターの“僕”は女性になりすまし殺人鬼に挑む。 睡眠時間を貪欲に奪い去る恐怖と暴力のストーリー 1998年8月15日講談社文庫より発行[原題 Mortal Fear(1997)] …

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ブラッククロス(上)(下)/グレッグ・アイルズ/講談社文庫(1998.1.15発行)

目にも見えず、臭いもせず確実に人間を死に至らしめる毒ガス。ナチスにそれを使わせてはならない! 化学兵器の研究に携わるマークとドイツ系ユダヤ人で中東で戦ってきたスターンは、たった2人で敵国ドイツに潜入するが—- グリシャムも絶賛の傑作歴史サスペンス 読み始めたら決して止まりません。 1998年1月15日講談社文庫より発行 [原題 Black Cross (1995) ] …

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甦る帝国(上)(下)/グレッグ アイルズ/講談社文庫

解体されたシュパンダウ刑務所の跡地で、巡査部長ハンス・アプフェルは、ヒトラーの命を受けた副総統ヘスの手記を発見する。 手記には、英国をはじめとする各国の政財界を大きく揺るがす内容が秘められていた。手記を奪取せんと、英米ソの情報部・東西ドイツへ浸透した地下組織フェニックスが暗躍・激闘を開始した—– 途中で止められずに一気に最後まで読んでしまいました。これから読まれる方は、読み出す時間にご注意下…

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私が愛したリボルバー/ジャネット・イヴァノヴィッチ/扶桑社ミステリー

1995年CWA(英国推理作家協会)賞最優秀処女長篇賞(ジョン・クリーシー賞)を受賞 主人公はステファニー・プラムというバウンティ・ハンター(女賞金稼ぎ)。 裁判をすっぽかした保釈中の容疑者を見つけ出し、警察につき出すことで報酬をもらう仕事。 ステファニーは勇ましさやたくましさとはまったく縁がない。銃だって撃ったことがないし、そもそも危ない仕事など、できればやりたくないというタイプ。 仕事をク…

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弁護/D.W. バッファ/文春文庫(2000.11.10発行)

1998年週刊文春ミステリベスト10(海外)第11位 弁護士ジョーゼフ・アントネッリを主人公としたシリーズの第1作 ”依頼人が「無実」であるかよりも「無罪」にすることに重きを置く辣腕弁護士がはまった「法と正義」の罠。奥行きの深い法廷ミステリ”と紹介されています。 アントネッリは裁判官リオポルド・リフキンから呼び出しを受け、有罪確実の男の弁護を要請される。親友でもある地方検事ホラス・ウールナーの立…

天使の帰郷

天使の帰郷/キャロル・オコンネル/創元推理文庫(2003.2.28発行)

ニューヨーク市警の巡査部長キャシー・マロリー シリーズ第4作 舞台はニューヨークからルイジアナ州デイボーンへ。 誰にも一言も告げず、ひそかに帰郷していたマロリーは、この街を牛耳るカルト教団の教祖殺しの容疑者として勾留されていた。 姿を消したマロリーをさがし、彼女の故郷を訪れた親友チャールズは、そこでマロリーと同じ顔の天使像を見る—- 2003年2月28日東京創元社(創元推理文庫)より発行  …

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