海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 ミステリが読みたい! (早川書房) 」 一覧

エージョント6

エージョント6(上)(下)/トム・ロブ・スミス/新潮文庫(2011.9.1発行)

☆2011年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位 ☆このミステリーが …

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ブラッド・ブラザー/ジャック・カーリィ/文春文庫(2011.9.10発行)

☆本格ミステリ・ベスト10海外2012探偵小説研究会(原書房)(2011年)第2 …

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ミステリが読みたい!2012年版(早川書房)

第1位 『二流小説家』 デイヴィッド・ゴードン/ハヤカワ・ミステリ 第2位 『犯 …

背後の足音

背後の足音(上)(下)/ヘニング・マンケル/創元推理文庫(2011.7.22発行)

☆2011年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位 ☆ミステリが読みた …

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卵をめぐる祖父の戦争/ディヴィッド・ベニオフ/早川書房(2010.8.10発行)

☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第1位 ☆この …

愛おしい骨

愛おしい骨/キャロル・オコンネル/創元推理文庫(2010.9.11発行)

☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第1位 ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第3位 ☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外) 第4位 ☆本格ミステリ・ベスト10海外2011探偵小説研究会(原書房)(2010年) 第8位 ☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第13位 海外ミステリの道に引き込まれた作品『クリスマスに少女…

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ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)

早川書房より2010年11月25日発行 2010年10月1日?2011年9月30日発行のミステリ 第1位から第20位まで 20位までに自社発行ものが6 自社発行のミステリばかり選ぶことからは改善されてきました。良いミステリを発行会社を考えずに選考する姿勢を貫かないと、ランキングの意味がなくなります。(昨年は8/20) 第1位 『ラスト・チャイルド(上)(下)』2010年4月15日ハヤカワ文庫より発…

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ファージング Ⅲ バッキンガムの光芒/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.8.31発行)

あまりに面白うミステリに出会うと、先を読みたい気持ちと読まずにいつまでもとっておきたいという気持ちとがせめぎ合ってたいへんです。 そんなことになった久しぶりのミステリ。 3部作を驚異的な短さで翻訳発行された東京創元社さんにも敬意を表します。 必ず第1作からお読みください。 ソ連がドイツの原子爆弾によって敗北し、日本とドイツがソ連を分割統治しているという歴史改変ミステリ。 第1作から約10年後の19…

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ファージング Ⅱ 暗殺のハムレット/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.7.30発行)

☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位(3部作としての評価) ☆ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)第5位(3部作としての評価) ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第2位(3部作としての評価) 舞台は第1作から数週間後のイングランド 主人公はスコットランドヤードのピーター・カーマイケル警部補 3部作の第2作 歴史改変ミステリだけにどう展開する…

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ファージング I 英雄たちの朝/ジョー・ウォルトン/創元推理文庫(2010.6.11発行)

☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位(3部作としての評価) ☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第10位 ☆ミステリが読みたい!2011年版(早川書房)第5位(3部作としての評価) ☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第2位 これだけの評価を受けたミステリだけ…

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ベルファストの12人の亡霊/スチュアート・ネヴィル/武田ランダムハウスジャパン(2010.8.10発行)

☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第10位 ☆闘うベストテン2010(ミステリチャンネル)国内外ミステリ第10位 ☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第15位 ☆2010年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀処女長篇賞(BEST FIRST NOVEL)ノミネート作品 ※ファン、作家、出版業界関係者を集めて毎年秋に開催されるミステリ大会=バ…

夜の試写会

夜の試写会/S・J・ローザン/創元推理文庫(2010.4.16発行)

☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第17位 私立探偵リディア・チン&ビル・スミスの短編7作を集めたもの 二人が一緒に活躍する作品は2作品しかありませんが、このシリーズのファンにとっては必読の短編集です。 作品の発表順にしなかったのは何か深いわけがあるのでしょうか。 できれば発表順に並べてほしかったと思います。 「夜の試写会」(1994) 「熱き想い」(1992) 「ペテン師ディランシー…

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ノン・ストップ!/サイモン・カーニック/文春文庫(2010.6.10発行)

☆2007年バリー賞(THE BARRY AWARDS)最優秀サスペンス賞(BEST THRILLER)ノミネート作品 IT企業の営業のトム・メロンが土曜日の午後3時に電話の受話器を取ったとき、聞こえたのは4年近くも口をきいていない親友の声だった—- ノン・ストップサスペンスの生みの親サイモン・カーニックの第5作 本当に息をつく暇もありません。 ドラマ『24』を思い出しました。 本書あとがきは…

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五番目の女(上)(下)/ヘニング・マンケル/創元推理文庫(2010.8.31発行)

スウェーデンの港町イースタのクルト・ヴァランダー警部シリーズ第6作  テロリストたちが、4人の女性を殺害する目的で進入した家屋には五番目の女が。 五番目の女も命を奪われ、その事実は闇から闇に葬られた。しかしベテランの捜査員による長い手紙によってその事実が娘に伝わったとき、驚愕の物語はスタートした—- スウェーデンのミステリはすごいとしかいえない。 前作に続いてまた、間違いなくベストテンものにラ…

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回帰者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2010.8.12発行)

約2年の月日を経てやっと、ボディーガードのアティ カス・コディアックを主人公とするシリーズ第6作(番外編を入れると第7作)がでました。 グルジアの小さな町コブレチでアリーナとひっそりと暮らしていたアティ カスの平和な時間は、愛犬ミアタが何かに反応していると目覚めたときに終わった—- 『逸脱者』の後半部分・『哀国者』本書で3部作が完成 必ず『逸脱者』からお読みください。出来れば第1作『守護者』か…