裁きの曠野/C・J・ボックス/講談社文庫(2012.5.15発行)
☆2012年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第6位
ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ第6作(2006)(邦訳では第5弾)
「女牧場主のオパール・スカーレットが姿を消したとき、悲しんだのはもう大人になった息子たち、アレン、ハンク、ワイアットの三人だけだった。」という書き出しで物語は始まります。
無能でやる気のない保安官カイル・マクラナハン。
ジョーにとって天敵ともいえるランディ・ポープは候補者が次々といなくなり結果としてなんと狩猟漁業局局長に。
自分のことしか考えない妻の母ミッシーも顔を突っ込んでくる。
これだけでもう読む気がなくなるくらいすごい状況なのに、また愛する家族まで巻き込まれていきます。
なんかちょっとうんざりしてきましたが、寝るのを忘れて一気に読んでしまいました。
本シリーズは毎年発表され、既に第12作までアメリカでは刊行されています。
講談社文庫さま、翻訳の権利を早川書房に譲るかして早く翻訳を出来るようにして下さい。6年前の作品を読ませられる身になってみて下さいな。
2012年5月15日講談社文庫より発行 原題は「In Plain Sight」
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2012年文庫, 猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆